ウシのように鳴くことからこの名が付けられたウシガエル。
元々は日本に生息していたカエルではなく外来種だそうです。
ウシガエルはペットとしても結構人気があり飼育している方も多いんだそうです。
そんなウシガエルですが飼育するにあたって初めに疑問に思うのが餌の事ですよね。
今回はそんなウシガエルの生態や特徴、餌は何を与えればいいのかについて詳しく紹介していきたいと思います!
ウシガエルってどんなカエル?~生態や特徴について~
ウシガエルの生態は、無尾目アカガエル科アメリカアカガエル属に分類されるカエルです。
生息地は、アメリカ合衆国東部・中部・カナダ南東部・メキシコ北東部などに広く分布しています。
国内では主に北海道・本州・四国・九州・南西諸島に生息しています。
1920年前後にアメリカから食用として持ち込まれたことから日本に分布し始めたようです。
ウシガエルは、水草は茂る流れの穏やかな河川や池沼や湖や湿地で生活しています。
性格は警戒心が非常に強いので、日中でも茂みに隠れている事がほとんどだそうです。
体長は10㎝~20㎝程の大きさで国内で最大級のカエルで、体色は暗緑色で黒緑色の斑紋があるのが特徴です。
オスメスの見分け方としましては、オスは背面が暗緑色で淡黒色の斑紋がまばらにあり喉の部分が少し黄色みがかっています。
メスは背面が褐色で斑紋がオスよりも多くあります。
オスメスで共通しているのは、後肢の水かきが発達しているのと腹面が白い事です。
ウシガエルは鼓膜が非常に大きく、オスで眼径の1.3~1.7倍で、メスで0.9~1.2倍もあるんだそうです。
この鼓膜が大きく発達しているのには理由があって、鼓膜を大きくする事で聴力を補強し天敵から身を守るためだと言われています。
しかし、それが逆に弱点になることもあり、聴力が良すぎるので近くで大きな物音がしたら最悪ショック死することもあるんだとか…。
そしてもう一つ弱点があり、体が普通のカエルより大きいので体温調節にも一苦労で、急激な気温の変化にも弱いんだそうです。
繁殖期は5月~9月にかけて行われます。
繁殖期になるとオスは低い声でウオーウオーとウシのように鳴いて繁殖縄張りを作ります。
一度に産卵する数は約6,000個~40,000個と言われています。
ウシガエルの平均寿命は7年~9年とされています。
ウシガエルはどんなものを食べるの?~ウシガエルの雑学~
ウシガエルの食性は肉食性で、水中・水面・陸上など様々な場所で捕食行動を行えます。
主に食べているのは、昆虫類・甲殻類などの節足動物・魚類・両生類・小型爬虫類・鳥類・小型哺乳類など口に入るものならほとんど何でも食べてしまいます。
普通のカエルにとっては天敵となる、アオゴミムシやゲンゴロウやタガメなどもウシガエルにとっては捕食対象になります。
飼育するにあたっては、小魚やザリガニや昆虫などを与えておけば大丈夫だと思います。
ちなみに、ウシガエルをペットとして飼おうと考えている方に一つ忠告しておく事があります!
ウシガエルは特定外来生物に指定されているので特別な許可無く飼育する事は禁じられているみたいです。
許可なく飼育をした場合は罪に問われる事もあるみたいなのでお気を付け下さい…。
ウシガエルを飼育する場合については調べれば情報が沢山出てくるので一度調べてみると良いですよ!
ウシガエルについてのまとめ
今回はウシガエルについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
もっとウシガエルについて詳しく知りたい方は、図鑑や写真・動画などの資料を参考に調べて観察してみてくださいね。
結構面白い生態を沢山持っていますよ。
ライターMISAKI