ハルジオンは日本全国の道路脇や公園などに生えているので見たことがある方も多いと思います!

ヒメジョオンという植物に良く似ているので間違われる事もしばしばあります…。

今回は身近な植物ハルジオンの生態や開花時期などについて紹介していきたいと思います。

ハルジオンの名前の由来・花言葉・開花時期・栽培方法について

まず名前の由来ですが、ハルジオンは漢字で「春紫苑」と書きます。

ハルジオンはキク科のシオンに似ているので「春に咲くシオン」と言う事でハルジオンと付けられたそうです。

そして別名は「貧乏草」と言われていますが、これは貧乏な家の庭先にでも咲く花と言う意味と、ハルジオンの茎を折ってしまうと貧乏になるという迷信から来ているようです。

 

花言葉は「追想の愛」という少し切ないメッセージが込められています。

過去の愛を思い起こすという、少し未練たらしいメッセージなのであまりお祝い事や人に贈る花ではありませんね…。

 

誕生花は04/14・12/12です。

開花時期は4月~6月で、再生力が強いので一度生えると狩っても狩ってもまた生えてくるので、完全に駆除するのが難しいんだそうです。

ハルジオンに興味を持った方の為に簡単にですが少し栽培方法を紹介しておきますね!

①とにかくハルジオンの生命力は凄いので、その辺に生えているハルジオンを根っこから引き抜き、土に植えてあげるだけで勝手にどんどん成長していきます。

切れた根からでも再生する力があるようです。

 

②ハルジオンは乾燥に弱いので、土を触ったときにパサパサしていたら水を与えてあげて下さい。

土が湿っている程度の時は与えなくても大丈夫です。

 

③直射日光を浴び続けると花が傷んだり枯れる原因になる事もあるので、程よい日当たりで風通しの良い場所で育ててあげて下さい。

栽培方法と言っても、基本的に水だけ与えて置けば勝手に成長してくれるので特にこれと言った手入れなどは必要ありません。

むしろ一度栽培を始めてしまうと、どんどん増えて行くので処理する方が大変かも知れません…。

ハルジオンの生態~どんな花が咲く?~

生態は、キク科ムカシヨモギ属で多年草です。

原産地は北アメリカで、日本を含めた東アジアを中心に広く分布しています。

 

日本に初めてハルジオンがやって来たのは大正時代からで、園芸種とされていたと言われています。

草丈は30㎝~80㎝まで伸び、茎を折ると中は空洞になっていて、蕾は下向きで、葉に毛が生えていないのが特徴です。

 

良く間違われるヒメジョオンとの見分け方は、茎の中が空洞になっているかどうか、葉に毛が生えているかどうかで見分けると良いですよ!

カラーは白とピンクで、貧乏草と言われるのが勿体ないくらい可愛らしい小さい花を沢山咲かせてくれますよ!

 

ハルジオンが日本にやってきた頃はピンクのハルジオンも多かったみたいですが、最近ではあまりピンク色のものは咲かなくなってきているようです。

さて、上記でもハルジオンの生命力の強さは説明しましたが、他も植物の成長を阻止する恐れや駆除が難しい事から「要注意外来生物」に指定されているようです。

良く見ると綺麗な花だけに、迷惑な雑草扱いされているのは少し残念ですね…。

ハルジオンについてのまとめ

今回はハルジオンについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

ちなみにもう一つ最後にハルジオンとヒメジョオンの違いですが、ハルジオンは根元に葉がありますが、ヒメジョオンは無いそうです。

 

あと、ヒメジョオンの方がハルジオンと比べて草丈が高い様です。

よくよく観察するとパッと見た感じ似ている植物でも、細かな違いが沢山あるので

皆さんも是非観察してみて下さいね!

ライターMISAKI