一つ置いてあるだけでインパクト大の葉牡丹!
皆さんは葉牡丹を見たことがありますか?
初心者さんでも慣れれば簡単に栽培出来るので人気の花なんですよ。
今回は葉牡丹の生態や開花時期、そして挿し木について紹介していきたいと思います。
葉牡丹ってどんな花?~名前の由来・花言葉・生態~
葉牡丹の名前の由来には二説ありまして、花が咲いている様がボタンに似ている事から葉牡丹と付けられた説と。
葉が色づく所から葉牡丹と言われるようになった説があります。
葉牡丹は枝を伸ばして葉が付く前に花を咲かせる事も出来るので、その場合は「踊り葉牡丹」と呼ばれる事もあるんだそうです。
花言葉は「祝福」「物事に動じない」「利益」で、英語では「Flowering Kale(花のようなケール)」「Ornamental kale(観賞用のケール)」などのメッセージが込められています。
花言葉に祝福と入っているのでお祝いの席に飾っても良いかも知れませんね!
あと縁起が良い花なので庭や玄関先に飾る方も多いんだそうですよ。
誕生花は11/27・12/04・12/30です。
生態は、アブラナ科アブラナ属で多年草です。
原産地は西ヨーロッパで、日本にやって来たのは江戸時代からだそうです。
江戸時代から品種改良が盛んに行われ現在は四つの分類に分かれています。
東京丸葉系
江戸時代から育成が始まり見た目はキャベツに似ているのが特徴です。
江戸葉牡丹とも言われています。
名古屋ちりめん系
明治時代に名古屋で作られた品種。
葉の縁がフリル状であるのが特徴です。
大阪丸葉系
戦後に育成された品種。
育てやすく発色が良いのが特徴です。
さんご系
ロシアから渡って来た品種。
葉が細かく深く切れ込みが入っているのが特徴です。
草丈は50㎝程まで伸び、耐寒性はあるが耐暑性は弱いです。
開花時期は2月~4月頃までで、植え付けは8月~12月がオススメです!
葉牡丹の栽培方法
まず葉牡丹の種まきに最適な時期は5月~8月の間です。
高温多湿を嫌う性質なので、年中日当たりと風通しが良い場所に置いてあげて下さい。
なるべく雨や強風が直に当たらない所が良いでしょう。
水やりはあまり与えすぎず、土がパサパサに乾いていたらあげて下さい。
まだ土が湿っているのにさらに水をあげてしまうと枯れる原因になりますので注意して下さい!
芽が出るまでは緩効性肥料を与えて、芽が出てきてしばらくしたら液体肥料を与えてあげましょう。
この肥料を与えるタイミングや量によって花が咲いたときの美しさが変わってくるので気を付けてくださいね。
葉牡丹もそうですが、植物を育てるにあたって悩まされるのが病気や害虫です…。
葉牡丹に寄生する害虫は、アブラムシや青虫やハスモンヨトウなどです。
これらの害虫を見つけた場合は直ぐに取り除いてあげて下さい。
殺虫剤という手もありますが、あまり効き目は無いそうです。
そして葉牡丹の葉が黒く変色している場合は「黒腐病」と言う病気にかかっている可能性があります。
原因としては、高温多湿な環境で育てていたか、肥料を必要以上に多く与えすぎていたかのどちらかです。
もし黒く変色した葉が出来た場合は、その辺の事を見直し改善した方が良いでしょう。
さて挿し木についてですが、これはとても単純で新芽を摘んで用意して置いた土に刺すだけです。
土は赤土玉と腐葉土を6;4の割合で作ってください。
挿し木を終えたら、水をたっぷり与え、ほどよく日が当たる風通しの良い場所に置いてあげるだけです。
葉牡丹についてのまとめ
今回は葉牡丹について紹介しましたが如何でしたでしょうか?
説明を聞いただけでは分からない、難しそうなイメージがあると思うので
興味がある方は実際に葉牡丹の栽培をしてみて下さい。
慣れれば凄く簡単ですよ!
ライターMISAKI