こりこりプリプリの触感がたまらないタコ。

お刺身や酢の物など、普段当たり前に食べているタコですが、タコの目ってみたことありますか?

そもそもタコには目があるのでしょうか?

タコの目について調査していくうちに、タコがとってもすごいことがわかりました!

タコの生態

タコは主に岩の近くや砂地に生息しています。

タコは軟体動物で、たくさんの吸盤が付いた8本の足があります。

 

タコの足は本当は腕で、触腕と呼ばれています。

そしてタコの大きな頭は実は体です。

 

タコにはエラに心臓が2つあり、全部で3つの心臓をもっています。

頭はタコの足と言われる触腕が生えている部分です。

 

クネクネ動くタコの体はほとんど筋肉で、自由自在に動かすことができるので、狭い隙間もするりと通り抜けることができます。

実はタコは高い知能を持っていてとっても賢いんです!

 

タコの知能が人間の3歳児と同じだという人もいるぐらい、タコの知能は優れています。

瓶の蓋もねじって開けることができるんですよ。

 

記憶力もよく、一度覚えると2年ほど覚えているそうです。

タコは身の危険を感じると黒い墨を吐きます。

 

黒い墨を吐いてその隙に姿をくらませるのです。

体の色を変えたり、体型を変えることも出来ます。

 

触腕を切り離すこともできます。

たくさん敵に襲われて触腕を切り離し、再生し続けていたら96本も触腕が生えてしまったタコもいるそうですよ。

ちなみにタコの寿命は3~5年程です。

タコの目

タコには目があります!

タコの目は、タコの体の触腕が生えている部分にあります。

 

実はタコの目は人間の目の構造とそっくりだと言われています。

タコの目を見ると、ヤギのように黒目が横に細くなっています。

 

それはタコの瞳孔には水平にスリットが入っているからなのです。

その水平に入ったスリットで、タコは体や頭が横になっても逆さまになってもものが同じに見えるのです。

 

そして盲点がないので、ものの見えないところがありません。

タコは水晶体から網膜までの距離をカメラのレンズのように調節しながらものを見ます。

そして角膜は真ん中に穴が開いています。

 

タコにはまぶたがないので、目の周りの筋肉を絞って目を閉じます。

タコは眠るときも目を開けたまま眠るのだそうですよ。

タコの吸盤

タコの1本の触腕には約240個の吸盤が付いています。

触腕は8本あるので、タコ1体で約1600個吸盤があることになります。

 

メスのタコよりオスのタコは、4本の腕の吸盤の大きさにバラつきがあります。

タコの吸盤には感覚器があるので、味覚や臭いがわかるそうです。

 

タコの吸盤はほとんどものにくっ付くことが出来ます。

しかもタコは腕が切断されたあと1時間は吸着力があります。

私達が採れたてのタコを食べたときに吸盤が舌に吸い付くのは、新鮮だからなのです。

人間に親しまれているタコ

昔からタコは人間に親しまれています。

“蛸壺”や”ひっぱりだこ “などタコのつく言葉もたくさんあります。

 

京都府では「衣蛸(ころもだこ)」というタコの妖怪がいるという言い伝えがあったり、香川県では「ヤザイモン蛸(やざいもんだこ)」という大きなタコの妖怪がいると言い伝えられています。

 

その他にタコは、「善いものに吸い付く」「多幸」ということで縁起の良いものとされています。

タコは食用としても大人気ですね。

 

タコはタンパク質が豊富で低カロリーです。

たこ焼きや明石焼きに使われるのはもちろん、刺身やお寿司、おでんなどにも使われていて美味しいですね。

 

最近ではカルパッチョとして食べられたり、オリーブオイルでアヒージョにして食べたりもしています。

特に夏場に摂れたタコは絶品で、めちゃくちゃ美味しいんですよ。

タコの目について まとめ

タコの目に付いて調査していたらタコが知能を持ったすごい動物であることがわかりました。

タコが長く生きられる動物であれば、人間は危険にさらされていたかもしれないと言う人もいます・・・。

 

ともあれ、タコには目があり、タコの目はとても発達していて、よく見えます。

タコはかなり目のいい動物だということがわかりました。

(ライター 雲呑)