皆さんはシマアジという魚を知っていますか?
高級魚として知られていて、とても美味しく人気の魚なんですよ!
名前の由来は、体に黄色い縦縞があることから「シマアジ」と付いたようです。
今回はそんなシマアジの生態から詳しく説明していきたいと思います。
シマアジの生態~日本人との関わりの歴史~
日本人の主食は魚と言われるくらい色んな種類の魚が獲れる国です。
昔から沢山の魚を食べて来た歴史がありますが、その中にこのシマアジも入っています。
しかし昔も一般家庭にはあまり流通せず寿司屋などの店で食べるのが普通だったようです。
日本でシマアジが食べられ始めたのは戦後くらいからだと言われています。
当時からやはりシマアジは一目置かれる高級魚だった事は今と同じみたいですね。
シマアジは背中が青色で腹の部分は白く、エラや尾の付け根は黄色い縦縞が入っているのが大きな特徴です!
シマアジの分布域は、国外ではインド洋から西太平洋・大西洋の温帯から亜熱帯域など。
国内では岩手県・三浦半島沖・能登半島以南の日本海・沖縄などです。
体長は大体1m程で、体重は18.1㎏くらいあります。
シマアジは成長が非常に早く一年で30㎝から40㎝は大きくなるようです。
集団行動で移動し水深200m付近におり、食性は肉食性で小魚や甲殻類や小動物などを餌にしています。
体は大きいのですが消化器官が短いので、一気に大食いする事は無く食事を複数回に分けてするようです。
シマアジが繁殖期に入るとオスがメスに付いて回る光景が良く見られるようになります。
この行動の意味は、メスが産み落とした卵にオスが体外受精する為です。
これは12月~3月に行われます。
体外受精が成功すると子供は約2~3日後には孵化します。
ただし海水の温度が20~22℃の所だと、40時間後には孵化すると言われています。
孵化した直後は3mm程度の大きさしかありませんが、成長が早いので50日経ったくらいには親と変わらないくらいの大きさになります!
子供のシマアジは水深5mくらいのところにおり、低生生物を餌にしています。
シマアジは20℃以下の水温になると生きるのが難しくなり、12℃以下になると死んでしまいます。
平均寿命は10年です。
漁や養殖方法と旬の時期~シマアジの美味しい食べ方~
基本的にシマアジを含めアジ科の魚を漁獲する時は「まき網」「定置網」「刺し網」という方法が使われます。
ほとんどの魚はこの方法で漁獲する事が出来るのですが、シマアジに関しては国内での固体数が減っているのか中々捕まえる事が出来ません。
だからこそ天然のシマアジは一匹当たり1万~2万(もしかしたらもう少し高いかも知れません…。)の高値が付く高級魚になっているんです。
現在国内の市場市場に入荷されているシマアジは養殖されたものが大半を占めています。
シマアジの養殖方法は、魚が逃げないように海に網を張り人口で孵化させて餌を与えながら、なるべく本来の生活環境に近い状態を維持しながら育て上げます。
シマアジの旬の時期は6月~9月なので、その時期には養殖されたシマアジは市場市場に出回り始めます。
ちなみに養殖シマアジでもそれなりの高値が付けられているみたいです。
さて、ここまで読んで気になるのがシマアジの美味しい食べ方だと思います。
普通は刺身にして食べたり、お寿司として食べたりする事が多いと思いますが
一度試して欲しいのがシマアジの煮つけです!
シマアジから出る油が良い味を出し、身にもたっぷり味が染み込んでゴハンが進みますよ。
他にもシマアジを刺身として食べるのでは無く、サラダに添えてオリーブオイルを垂らし洋風にして食べるのもオススメです!
是非試してみて下さいね。
シマアジについてのまとめ
今回はシマアジについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
お高いので中々手が出ませんが、たまには自分へのご褒美に高級魚食べるのもアリでは?
ライター MISAKI