トマトを育てていると葉になにか小さな虫がついている、そんな経験ないでしょうか。

それはトマトにつく害虫、ハダニの可能性が高いでしょう。

 

植物の葉の裏につく害虫は様々ですがトマトにつく害虫、ハダニとはどのような害虫なのでしょうか。

トマトにつくハダニ対策と合わせてご紹介していきます。

ハダニとは?

ハダニとは植物の葉の裏について汁を吸う害虫です。

トマトの葉の裏につくことが多く、体はとても小さいです。

赤色をしているためトマトの葉に赤い小さな点がついていればハダニと言えるでしょう。

体は小さいため数が少なければ目立たないことも多く、数が増えていきます。

ハダニは数が増えると葉の裏にはクモ状のようなものが集まるためクモの巣みたいになる特徴があります。

 

葉につくダニのためハダニと呼ばれ、70種類もいるダニの中で赤ダニと呼ばれるものがトマトにつくハダニになります。

ハダニの発生時期は5~10月となり高温で乾燥した環境を好みます。

そのため、涼しくて湿った環境は苦手とします。

 

発生時期も5~10月となると、トマト栽培で苗をつめ始めた頃や梅雨明けに被害に悩まされる方が多いです。

ハダニは梅雨明けから夏にかけて繁殖が盛んになり、ハダニの繁殖力は恐ろしいものです。

なぜならハダニはメス1匹だけでも子どもを生むことができるためハダニを見つけた時はすぐに対処しなければどんどん数は増えていきます。

 

最初は小さくて気付きにくくても、数が増えると汁を吸われた葉は変色し、枯れてしまいます。

ハダニは吐いた糸により別の場所に移動することができます。

 

もし葉に小さな斑点や傷のようなものがあればハダニの対策が必要になるでしょう。

ハダニ対策にはどのような対策があるのでしょうか。

ハダニのトマト対策

ハダニの対策をするには、ハダニの弱点を知ることが大切です。

ハダニは湿った環境を苦手とし、水に弱い性質を持ちます。

 

そのため一番おすすめするのが葉水をかけることです。

葉水といってもとても簡単で、葉の裏に水をかけてハダニを減らすということです。

葉の裏が湿る程度の水でいいので霧吹きなどに入れて葉の裏にスプレーしましょう。

 

普段から行うことで予防にもなります。

適度に葉水を与えることで風通しのいい、ハダニの苦手な環境を作ることができます。

また、ハダニが少数であれば晴れの日に牛乳と水1:1で割ったものを散布することでハダニは呼吸ができなくなります。

 

必ず散布後は水でキレイに流しましょう。

このように数が少ないうちは薬剤を使わずに対策できますが、たくさん発生している場合は薬剤が必要になります。

 

薬剤はでんぷんスプレーがおすすめです。

なぜならでんぷんを主成分とした薬剤は安全性が高いと言われているからです。

たくさん集まっている葉は処分するようにしましょう。

トマトのハダニ対策まとめ

いかがでしたか。

ハダニはとても小さな体をしていて赤色なので数が少ないうちは目立たないことも多いです。

 

そのためトマト栽培をしていて気付かぬ間に葉が変色していたり、枯れてしまったりと被害にあうことも多いです。

特に葉の裏について汁を吸う害虫のハダニは葉の裏にいることが多いため、人間にとっては葉の裏というとなかなか見えにくい場所に存在しているのです。

 

そして目立たないうちにどんどん数を増やしていくという繁殖力はとても恐ろしいものなので

しっかりとしたハダニ対策が必要なのです。

 

まずは予防にもなるように日頃から葉の裏はチェックするようにするということと、ハダニが苦手な環境を予め作っておくということが大切です。

葉水はとても簡単な対策なので葉水をする習慣をつけ、ハダニ対策・予防をしっかりと行いましょう。

yupi☆