煮ても焼いても揚げても美味しい、万能野菜「なす」。

夏の野菜というイメージもありますが、「秋なす」というものもあり、一体どの季節が旬なのか、ちょっとわかりにくいですよね。

 

旬を外れると皮が硬かったり種が多かったりするものもありますし、きちんと旬を知っておくに越したことはありません。

そこで今回は、旬の季節や美味しいなすの選び方などについてまとめてみたいと思います。

なすの旬の季節っていつ頃?

なすは年間を通して多く流通している野菜ですから、スーパーなどで「あ、もうなすの季節かぁ」なんて感じることは少なくなってしまいました。

季節感を大事にしたい気持ちもありますが、それよりも年中手に入る便利さの方が重要ですよね…。

しかし、じゃあいつ食べても同じなのかといえば、それは違います。

旬のものは栄養的にも味的にも優れていますし、何より安価で手に入れることができるというメリットが!

なすって火を通すとかなり嵩が減るので、一気に大量に消費しちゃいますよね。

 

お手頃価格で手に入るというのは、かなり重要です…!

さて、そんななすの旬の季節は、夏から初秋にかけて。

6月頃から出始め、8月頃にはピークを迎えます。

 

「夏野菜の~」なんて名前が付いたメニューには、必ずと言っていいほど入っている野菜ですよね。

水分が多く体を冷やしてくれる効果があるので、夏にはぜひとも食べたい食材です。

 

そして暑さのピークも過ぎた8月下旬から9月頃にかけてが、秋なすの旬。

秋と夏では違う品種が出回っていると思っている人も多いかもしれませんが、じつは全く同じ種類の品種でも、秋に収穫したものを「秋なす」と呼ぶのです。

 

それでは、夏よりも秋なすのほうが美味しいと言われることが多いのは、なぜなのでしょうか?

そこには二つの理由があり、一つ目は昼夜の温度差により身が引き締まること。

 

そしてもう一つは夏の間は株の成長にも使われていた栄養が、実だけに行き届くようになることです。

こうしてできた実は、皮は柔らかいのに実はしっかりとしていて、甘みや旨味がたっぷりと詰まっているのです。

美味しいなすの選び方

なすは極端な当たりはずれの少ない野菜ではありますが、それでも少しでも美味しいものを選びたいですよね。

当たりのものは、本当にトロトロで甘くて美味しいですから。

ここでは美味しいなすの選び方を紹介していきますので、ぜひ今度買う時は実践してみてください!

色とツヤを見る

より黒々と色が濃く、ピカピカと皮にツヤのあるものを選びましょう。

これはたっぷりと日の光を浴びて育ち、水分不足や栄養不足になっていない証拠です。

皮のハリを見る

皮にしわのあるものは、鮮度のあまりよくないものです。

なすは時間が経つほど水分を失ってシワシワになっていきますから、しっかりとハリのあるものを選びましょう。

ヘタの状態を見る

なすのヘタにはトゲがありますよね。

あれ、たまに指に刺さって悲鳴を上げるほど鋭い時があります…。

が、しかし!それは新鮮な何よりの証拠!

それを知っていれば、もし指にトゲが刺さったとしても、「ああ、これは新鮮なんだな!」と前向きになれますね。

全体の形を見る

全体的にふっくらとしているのは、良く熟していて食べごろな証拠。

逆にまだ早い段階で収穫されたものは、ヘタのあたりが細くなってしまっています。

そういったものは、硬かったりエグみがあったりすることがあるので、よく見て選んでくださいね。

なすの旬の季節についてのまとめ

どの時期でも美味しく食べられるなすですが、旬の季節を迎えたものは、ビックリするほど美味しいですよね。

近年では子供の嫌いな野菜ランキングのトップに入るという不名誉な結果もあるようですが…きっと本当に美味しいものを食べれば、子供たちも好きになってくれるはず!

なす嫌いの子供を持つ親御さんは、ぜひ旬の美味しいなすを食べさせてみてください。

(ライター もんぷち)