皆さんは、アシナガバチという蜂をご存知でしょうか。きっと多くの方がご存知かと思います。
今回は、このアシナガバチが巣を作る場所についてご紹介いたします。
アシナガバチってどんな蜂?
スズメバチ科アシナガバチ亜科のハチです。
日本には、3属11種ほどの種類が生息しているそうです。
スズメバチ科なので、スズメバチに似た特徴があり、幼虫の頃には虫の肉などを食べて育ちます。
ただスズメバチよりも、細身で攻撃力は低くおとなしい性格の持ち主です。中には、スズメバチに襲われて幼虫をもっていかれることもあるようです。
人間へ攻撃をすることもなく、巣をつつくなどいたずらをしなければ害はありません。
蛾などの幼虫を駆除してくれる強い味方になります。アシナガバチに刺される例として、洗濯に紛れ込んでいて刺されてしまうというケースもあるようですが、毒などはスズメバチよりも弱いので、致死に至ることはめったにありません。
アナフィラキシーショックで死亡する例はあるので、刺された記憶がある方は要注意が必要です。
刺された時の痛さは、スズメバチよりも強いと言われています。
アシナガバチが巣を作る場所って?
アシナガバチは、比較的低い乾燥した物陰や樹幹などに冬眠から目覚めた5月頃から女王蜂が巣を作り始めます。
熱帯地域では、直径30センチほどの大きな巣を作ると言われていますが、日本では10センチ程度の大きさの巣がほとんどです。
巣の材料は、スズメバチと同じような素材を使われていますが、樹皮の靭皮繊維を使用し、それに唾液由来のタンパク質などを混入して作っているので、和紙のような印象を受けます。
人間の生活圏内に巣を作ることが特徴的なので、身近に存在します。その場所は様々で、街路樹・植え込み・民家・庭・ベランダ等々で作られます。1度駆除しても、また巣を作り直してしまうこともあります。
アシナガバチに巣を作らせない方法と対策ってあるの?
アシナガバチの巣は殺虫剤に弱いので、小さい段階での駆除は一般の人でもできます。
ただ、巣が大きくなってきたり、アシナガバチが活発的になったりすると危険なので、自治体・業者などに駆除の依頼をしましょう。
駆除する際には、肌の露出を抑えることを心掛けましょう。
またアシナガバチに刺された場合は、刺された箇所を摘み毒を絞り出して水で流してください。
間違えても口で吸って毒を出さないようにしてください。
巣を作らせない対策として、①壁などに蜂用の殺虫剤をかけておく②壁の隙間を埋めておく③古い木などは切っておく④定期的に点検をして巣ができてないか確認をしておく。この4つのポイントを押さえておくだけで巣を作られにくい家になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アシナガバチが巣をつくる場所がわかると対策が立てやすいですね。
(ライター:Teyo)