「南京虫」聞いたことがありますか?
東南アジアに旅行に行ったことのある方はご存知ではないでしょうか。
南京虫は吸血性があるので、寝ている間に刺されることがあります。
南京虫に刺された跡は残るのでしょうか?
詳しく調べてみました。
南京虫とは?
南京虫は正式名称は、「コジラミ」です。
コジラミの別名を「南京虫(なんきんむし)」「床虫(とこむし)」と呼びます。
シラミと名が付くので、シラミの仲間と思いきや、実はカメムシの仲間なのです。
南京虫の体の大きさは、成虫で約5~7mmです。
体の色は茶褐色で、体の形は楕円形です。
夜行性なので、夜中の2~3時ぐらいに活動します。
餌は動物の血です。
吸血性があるので、人間の血を吸います。
南京虫の天敵はゴキブリです。
ゴキブリが減ると南京虫は増えます。
日本では南京虫の数は減ってきていますが、東南アジアではたくさん生息しているそうです。
南京虫に刺されたときの症状
南京虫に刺されたときの症状はとにかく「痒み」です
南京虫は何度も何度も刺してきます。
しかも集団で。
ですので、刺される数が半端ないです。
皮膚のあらゆるところを刺します。
南京虫に刺された日の翌日から強い痒みに襲われます。
痒すぎて仕事が手につかない人もいるそうです。
普通の虫刺されよりも痒いそうです。
刺されたところは赤く腫れあがります。
南京虫に刺されたときの症状が酷い場合は、貧血を起こすこともあるそうです。
患部が水ぶくれになったり、発熱することもあります。
南京虫に刺された跡は残るのか?
南京虫に刺された場合、痒みが消えるまでに1~2週間以上かかります。
南京虫に刺された跡は、1~2ヶ月ぐらいでなくなるようです。
ですが、症状が酷かった場合には、跡が残ることもあります。
南京虫に刺されてしまった時の対処法
南京虫に刺されてしまった時は、掻き毟らないことが一番大事です。
掻き毟ってしまうと、皮膚がただれてしまったりして、症状が悪化し、傷跡が残る場合もあります。
更に治りも悪くなります。
南京虫に刺されてしまった場合は、まず、南京虫に刺されてしまった所を石鹸で洗いましょう。
石鹸の泡はすぐに洗い流さずに、少しだけ時間を置いてからすすぐと、痒みの軽減になりますよ。
その後、市販の虫刺されの薬を塗っておきましょう。
症状が酷い場合は、すぐに皮膚科のある病院へ行って、医師の診断を受けてくださいね。
南京虫の生息場所
南京虫は集団で生息しています。
ゴマのような黒い粒が糞になります。
南京虫は隙間が大好きです。
畳、壁、コンセントなどの隙間に隠れています。
また、絨毯、お布団、マットレス、雑誌の裏などにも隠れていますよ。
そして、ベットや壁の隙間やマットレスなどに卵を産み付けます。
東南アジアなど、海外の激安宿のベットやソファなどは結構生息しています。
南京虫の駆除方法
一度南京虫が発生した場合は、南京虫の卵を全て殺さないと再発生を繰り返します。
ですので、徹底的に駆除することが必要です。
南京虫には、エアゾールタイプの殺虫剤が便利で有効です。
また、お布団や絨毯などは、定期的に洗いましょう。
お天気がいい日はベランダで干すだけでもOK。
マットレスやソファなどは掃除機をかけるといいですよ。
そして、南京虫が大量発生している家具などは、処分することをおすすめします。
南京虫に刺された跡は残るのかどうかのまとめ
南京虫に刺された跡は残るのかどうかについて調べてきましたがいかがでしたでしょうか?
南京虫に刺された跡は大体、1~2ヶ月ぐらいでなくなるようですが、南京虫に刺された跡は残る場合もあります。
症状が酷い場合は、必ず病院に行ってくださいね。
(ライター 雲呑)