ゴライアスタイガーフィッシュは、正式名称が「ムベンガ」という条鰭綱・カラシン目・アレステス科・ヒドロキヌス属の淡水魚です。

ここではゴライアスタイガーフィッシュの恐ろしさに迫ります。

ゴライアスタイガーフィッシュの生態

ゴライアスタイガーフィッシュは、ヒドロキヌス属(通称「タイガーフィッシュ属」)のなかで、もっとも大型となる種であり、体長は1.5メートル、体重は50キロに達するものもあります。

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ゴライアスタイガーフィッシュは、水の抵抗を受けにくい流線型の体をしていて、体色は銀色です。尾ビレの下の部分は、きれいなオレンジ色をしています。

 

ちなみに自身の体内に、特殊なステロイドホルモンを有しています。ゴライアスタイガーフィッシュは、そのステロイドホルモンを使い、生息する環境によって自身を進化させるといわれています。

 

そして、ゴライアスタイガーフィッシュの最大の特徴は、上アゴだけでも14本以上も生えている、その大きくて鋭利な歯です。

ゴライアスタイガーフィッシュの生息域

ゴライアスタイガーフィッシュは、アフリカのコンゴ川水系(コンゴ川、ルアラバ川、ウペンバ湖、タンガニーカ湖)に生息しています。

ちなみにコンゴ川には、肺で呼吸するハイギョや、450ボルトもの電流を放つデンキナマズ、逆さまになって泳ぐサカサナマズなど、ユニークな魚がたくさんいます。

ゴライアスタイガーフィッシュの名前の由来

ゴライアスタイガーフィッシュの学名は、Hydrocynus goliath(ヒドロキヌス・ゴリアテ)です。

種小名の「ゴリアテ(ゴライアス)」は、旧約聖書の大男の名に由来します。

 

ゴリアテは、旧約聖書の「サムエル記」に登場するペリシテ人の巨人兵士のことです。

身長は6キュビト半(約2.9メートル)、身にまとっていた銅の小札かたびらは5000シェケル(約57キロ)、槍の鉄の刃は600シェケル(約6.8キロ)あったといいます。

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タイガーフィッシュのなかでもこの種は、とりわけ巨大なので、ゴライアスタイガーフィッシュと呼ばれたようですね。

ちなみに、タイトーのシューティングゲーム「ダライアス」シリーズには、タイガーフィッシュは登場しません。残念です。

ゴライアスタイガーフィッシュの食性

ゴライアスタイガーフィッシュは、ピラニアと同様に、牙魚と呼ばれています。幼魚にも小さいながら鋭い歯が生えています。

肉食性で、口に入るものは何でも食べてしまいます。

 

ゴライアスタイガーフィッシュは、ワニや牛まで襲うといわれています。

しかし、なんといっても圧巻なのは、飛んでいる鳥を襲うところです。

ゴライアスタイガーフィッシュは、水面近くを飛んでいた鳥を水中からジャンプして飲みこんでしまうのです。

ゴライアスタイガーフィッシュの益害

ゴライアスタイガーフィッシュは、大きな歯を持つどう猛な捕食者です。

この魚が人を襲ったという事故がコンゴで何件も報告されています。

 

しかしゴライアスタイガーフィッシュに襲われて、人が死んだという資料は見つかりませんでした。

ゴライアスタイガーフィッシュは、口に入れば何でも食べてしまい、しかも一度噛みつくと離しません。

指を噛みちぎられた人もいるようなので、死亡例がないといっても油断大敵です。

ゴライアスタイガーフィッシュと人間との関り

ゴライアスタイガーフィッシュは、どう猛なので現地の人たちから恐れられています。

しかし、実は観光客からは人気です。

 

ゴライアスタイガーフィッシュを釣るために世界中から観光客が集まってきます。

ちなみにアクアリウムでも人気です。

エサは人工飼料でも大丈夫ですが、ただし寿命が10年以上あり、成長すると1.5メートルにもなるので、飼育を希望される方は覚悟が必要です。

ゴライアスタイガーフィッシュのまとめ

以上、ゴライアスタイガーフィッシュについていかがでしたか?

熱帯魚として飼ってみたいなと、すこし思いましたが、しかし、混泳させるとかなりの確率でほかの魚を食べてしまったり、そもそも巨大なので設備が大変だったりと、なかなか難しそうですね。まずは水族館等で楽しみたいと思います。

(ライター ジュン)

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