蚊取り線香の臭いと蚊の「プ~~~ン」という羽音は日本の夏の風物詩と言っても過言ではありません。

蚊の音が気になって眠れない夜を過ごした経験がある人も多いのではないでしょうか?

そんな、蚊たち。彼らに人間以外の天敵っているんでしょうか?

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蚊の生態

蚊はハエ目糸角亜目カ科に属する昆虫です。

一生を卵、幼虫、蛹、成虫と完全変態します。

卵は水際や水面に産み付けられ、数日のうちに孵化します。

幼虫は全身を使って棒を振るような泳ぎ方をすることから、ボウフラと呼ばれ、定期的に水面で空気呼吸をしながら、水中で摂食活動をして生長します。

その後蛹になり、羽化していくわけですが、その日数は温度条件によって大きく異なるようです。

蚊による吸血

蚊の活動最適温度は15~35℃。特に30℃前後は活発になり、それ以外の時はひっそりと枯れ葉の下で身を潜めています。

繁殖ももちろん、この活動時期になるわけですが、蚊が人間を刺すのも同じくこの時期です。

蚊はオスもメスも長い口を持っています。

 

その長い針で私たちの大事な血を吸っていくわけですが、血を吸うのは実はメスだけなんです。

しかも種類によっては、血を吸わない蚊もいて・・・というか血を吸わない蚊の方が世の中には圧倒的に多いのです。

 

約8000種類の蚊のうち、血を吸う蚊は半分にも満たない2500種類ほど。(まあ、それにしても多いですが)

基本的には、蚊は普段、蜂や蝶やアブなどと同じように、花の蜜などを吸って暮らしている、のどかな昆虫。

 

繁殖期になり、メスが妊娠すると、子育てをするのにエネルギーとなるタンパク質が必要になり、そのタンパク質を哺乳類からいただこうとする行為が、私たちが悩まされている、あの虫刺されなんです。

 

確かに子育てってどんな生き物も大変・・・なりふり構わなくなってしまうことには同感しますが、

それにしても人間を刺しに来るのはリスクが大きすぎません?選択ミスですよね?

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メスの蚊は独自のセンサーで人の毛細血管の位置を探り当てます。

 

そして、あの憎らしい針を皮膚に刺し、自分の唾液を注入して血液の凝固を押さえてから血を吸います。

こうしておかないと、血を吸った後にその血が固まって蚊自身の命が危ないから。

この時に注入する唾液、がかゆみや腫れの原因になるわけです。

蚊の天敵

天敵は幼虫時代と成虫時代で大きく変わります。

幼虫時代の天敵は水中生物であるゲンゴロウやタガメ、ヤゴなどです。

 

見つかればすぐに捕食されてしまい、抵抗のしようがありません。

また、魚なども簡単に捕食してしまいます。

 

成虫になると更に天敵は増えます。

トンボ、カマキリ、ゴキブリ、アブ、コオロギ、ムカデ等。

 

特にトンボは好んで蚊を捕食するのですが・・・人間でも一苦労して捕まえる蚊たちを、トンボやカマキリ、ゴキブリまでもが捕食しているんだと思うと、何だか負けていられない気になってしまいます。

他にもカエルなどの爬虫類やツバメなどの鳥類、人間も!?天敵です。

蚊に刺されやすい人

メスの蚊はマラリアなどの様々な病気の媒介者ともなり、危険な一面も持っているわけですが、一体どんな人が蚊に刺されやすいのでしょう。

 

蚊はまず、二酸化炭素の密度に反応します。

より二酸化炭素密度の高い方へと移動していく習性があるらしく、必然的に大型の哺乳類が狙われていきます。

 

人間で言えば、呼吸回数が多く、新陳代謝の激しい人が刺されやすいということになります。

二日酔いの時なども刺されやすいのも新陳代謝が活発なためです。

 

他にも温度や湿度の高いところを好むので、熱帯地域で蚊を媒介とした病気が多いのも納得です。

汗かきの人や黒い服を着ている人も、全体を比較すると刺されやすいということになります。

蚊の生態と天敵に関するまとめ

蚊は完全変態する昆虫。

幼虫期と成虫期で天敵は違い、幼虫期は水生昆虫や魚、成虫期はゴキブリやトンボなどの昆虫や爬虫類、鳥類が天敵になる。

蚊は産卵期にメスだけが哺乳類を吸血するが、吸血する種類は全体の3割程度。

(ライター ナオ)

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