蜘蛛は日本では守り神的存在として扱われることもあります。

芸能の分野でも蜘蛛を題材とした作品はいくつも書かれています。

そんな、どこか神秘的な存在でもある蜘蛛の天敵は一体何なのでしょう?

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蜘蛛の生態

クモは節足動物門鋏角亜門クモ鋼クモ目に属する動物の総称。

世界では115もの種類が確認されており、日本だけでも60を超える種類がいると言われています。

クモは糸を出し、上顎には毒腺があり、その毒を用いて小型の動物を捕食します。

糸を使って網を張ることで良く知られていますが、実際には半数の種が網を張らずに獲物を捕まえています。

 

人間に害をなすほどの毒を持っているものはごくわずかで、ほとんどは無害。

脚の数が8本であることと、頭部と胸部が明確に分かれていないことから、昆虫には分類されていません。

 

多くの種類が砂漠、高山、森林、草原、湿地、海岸などとあらゆる陸上環境に分布しています。

これだけ多彩な環境に分布しているというのはクモとダニだけだそう。ただし、水中生活を営んでいるクモはミズグモ一種だけと言われています。

 

食性は大部分のクモが肉食。

自分と同じ大きさの動物まで捕食し、中には自分の数倍もの大きさのある獲物を捕らえ、捕食するものもいます。

 

捕食の対象は昆虫類から同じクモ類、軟体動物、小型の脊椎動物まで多岐にわたり、日本最大のクモ、オオジョロウグモはツバメを捕食していたとの記録もあるそう。

捕食行動のパターンは2つ。

 

ひとつは細い糸で巣や網を作って捕らえる方法と、もうひとつは徘徊して捕らえる方法。

原始的な種は地中にトンネル状の巣を作って、入り口に捕虫のための仕掛けを作るものもいます。

 

網を作る種類はこれを起源として発達したと考えられていて、簡単なものは数本の糸を引いただけの網を作るものもいます。

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獲物を見つけると消化液を獲物の体内に注入して液体にして飲み込みます。小さい獲物の時は体液を擦った後、かみつぶして粉々にする場合もあります。

 

繁殖はオスが触肢に入れた精子をメスの生殖孔に受け渡すというやり方で行われ、オスは成熟すると触肢の先端に複雑な構造が出来上がります。この肢を使って交尾するということになるのですが、オスはメスに近づくときには色々なアピールをするようです。

 

例えば、網を張っているメスに対して、外側の糸を弾いてメス音ご機嫌をうかがったり、前肢を振ってダンスをする種類もいるようです。

蜘蛛の寿命

蜘蛛の寿命は種類によって大きく違いがあります。

イエグモの種類は1年ほどで、長いものでは2年生きるものもいるそう。

 

トタテグモやジグモ、アシダカグモは3年、ハラフシグモは5年ほどだそうです。

オオツチグモという種類は10年前後も生きることができ、アシタカグモも11年程。

そして、日本にはいませんが、よく耳にする毒グモ、タランチュラのメスに至っては15~20年ほど生きるのだそう。(ちなみにオスは数年程度)

蜘蛛の天敵

蜘蛛の天敵は狩りバチのベッコウバチ類が有名です。

これらのハチは蜘蛛の正面から突っ込んできて大あごの間に針を指して麻酔し、蜘蛛の足をくわえて自分たちの巣穴に運んでいきます。

 

また、成虫に寄生するクモヒメバチや卵嚢に寄生するハエ類、カマキリモドキなども天敵になります。

クモヒメバチはウジ状の幼虫が蜘蛛の背中に止まっているように見られ、初めの内歯体液を吸うだけですが、最終的には宿主である蜘蛛を食い殺してしまいます。

 

蜘蛛を専門に捕食する蜘蛛もいます。

センショウグモやオナガグモなどがその種類です。

他には鳥類のメジロが巣を作るために蜘蛛の網を利用することも知られています。

蜘蛛の生態と天敵に関するまとめ

クモは節足動物門鋏角亜門クモ鋼クモ目に属する動物の総称。

世界では115もの種類が確認されており、日本だけでも60を超える種類がいる

天敵はハチや寄生するハエ、蜘蛛、鳥類など。

(ライター ナオ)

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