ヨシノボリの特徴と寿命

ヨシノボリはアジアの熱帯や温帯の淡水から汽水域に広く分布しているハゼの1種です。

ハゼ亜目ハゼ科ヨシノボリ属に分類される魚の総称をいいます。

 

成魚の体長はどの種類も5~10㎝前後。

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体の模様は種によって様々ですが、頭部に赤褐色の腺が入っているものも多くいます。

 

ロシア沿岸地域から東南アジアまでの熱帯・温帯域に分布し、多くの種類に分かれています。

研究は現在進行形で進められていて、詳しい生態や分類などははっきりしていませんが、日本にも少なくても14種類が生息していると考えられています。

 

生息場所は河川や湖沼で、吸盤状の腹ビレで川底や石に張り付くことができ、種類によっては水流が速い渓流にも生息しています。

食性はほぼ肉食性。水生昆虫やミミズ、エビ、魚の卵や稚魚などを捕食し、空腹時には自分の体の半分くらいの大きい獲物にも貪欲に襲いかかる獰猛な面も持ち合わせています。

 

オスは繁殖期になるとなわばりを作って、なわばりに侵入する他のオスを攻撃します。

川底の石の下に巣穴を掘って産卵を行い、巣穴には捨てられた空き缶などを利用することもあります。

 

産卵後はオスはメスを巣から追い出し、巣穴で仔魚が孵化するまで約3週間、卵を守ります。

孵化した仔魚は殆どの種で海へ降河し、海で成長して再び川を遡りますが、降河せずに一生を川で過ごす種類や海の代わりにダムや湖で成長するものもいます。

日本のヨシノボリ

日本にいるヨシノボリの中のカワヨシノボリは一生を淡水で暮らすヨシノボリで、全長は4~6㎝と小型です。

胸のヒレが15~17と他の種類に比べて少なく、佃煮などに利用されます。

 

オオヨシノボリは大きな河川に多く、成魚は全長12㎝に達する大型になるものもいます。胸ビレの付け根の上側に黒色の円形班が入るのが特徴です。

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他にも温暖な海域の小川に生息するクロヨシノボリやお腹の青いアオバラヨシノボリ、腹の黄色い牙らヨシノボリなど。

ヨシノボリの飼育

身近な川魚の一つでもあるヨシノボリは地域によっては食用にされることもありますが、観賞用の魚として飼育する人もいます。

飼い方は60㎝水槽からでも飼育が可能で、水槽に入れる砂利はなるべく細かい川砂などを使います。

 

縄張り意識の強い魚なので、複数飼う場合は水草や大き目の石などをレイアウトして、隠れ家などを作ってあげると良いでしょう。

適度な水流が感じられ、酸素も豊富にある状態がベストです。

 

エサは人工餌で餌付けすると楽です。

適温は20~26℃です。

ヨシノボリ飼育の醍醐味

ヨシノボリは細かな動きが面白い魚です。

余り多くの数を飼わずに、少数のヨシノボリをじっくりと観察するのがオススメです。

 

威嚇する時にはヒレを光らせて広げ、口を大きく開けて体を反り返らせる様子など、様々な変化で楽しませてくれます。

また、繁殖時期にはつがいで求愛ダンスを踊ったり、水槽内でも石の下を口を使って器用に穴を掘り、酢を作って2匹仲良くいる様子も観察できます。

 

オスの巣作りの様子や卵を守る様子も見どころですよ。

ただし、水温の急激な上昇には弱いので、夏場の水温の管理には十分注意を払ってください。

特に直射日光は危険です!置き場所を考えて。

ヨシノボリの寿命

種類によって多少の違いはありますが、カワヨシノボリの寿命は野生下では3から4年と言われています。

ヨシノボリの生態と寿命に関するまとめ

ヨシノボリはアジアの熱帯や温帯の淡水から汽水域に広く分布しているハゼの1種。

ロシア沿岸地域から東南アジアまでの熱帯・温帯域に分布している。

 

産卵後の卵はオスが守り、メスは巣から追い出されてしまう。

カワヨシノボリの寿命は野生下では3から4年。

(ライター ナオ)

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