童話やお話の中にも度々登場するアヒル。

何となく馴染みの深い生き物のアヒルですが、彼らの寿命って一体どれくらいなのでしょう?

アヒルの形態と生態

アヒルはカモ科のマガモを家畜化したもので、生物学的にはマガモと同じ種類とされています。

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成鳥は全長50~80㎝、体重は3~5kgほどです。

個体や品種によりますが、多くのアヒルは体が大きくなり、翼は小さく数メートルしか飛べません。

肢は黄色やオレンジ色をしていて、大きな水掻きを持っています。

年間で150~200個の卵を産み、産卵は特に春に盛んです。

 

卵の大きさは鶏よりもやや大きめ。

殻の色は薄い緑色で、産卵から30日ほどで孵化しますが、個体によっては抱卵しないアヒルもいるので、確実に孵化させるためには孵卵器が必要です。

 

また、孵化させるのに鶏に温めさせる場合もあります。

性成熟は生後6~7か月ほどで、オスは若干メスよりも遅めと言われています。

 

家畜化されてもオスの本能は残っていて、メスをめぐってオス同士が激しく争うこともあります。

食性は雑食、家畜用の穀物類を種にしたエサの他にも人間の食べる野菜や果物、食肉などを食べます。

 

天敵はイタチ、キツネ、ネコ、タヌキはもちろんですが、モグラも意外な天敵です。

モグラの場合は地面の下から攻撃してきますので、飼育の際には床に作った方が良さそうです。

 

アヒルが水に浮くのは全身に皮脂がたっぷりと含まれている為です。

腰のあたりに皮脂腺があり、それを嘴につけて羽繕いしながら脂を全身に塗っていて、この脂が水をはじくことによって水面に浮くことが出来るというわけ。

アヒルの寿命

アヒルの寿命は一般的に10~20年と言われています。

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ペットとして飼育する場合は、環境によって大きく寿命が変わってくるのですが、長いものでは48年という記録があるそうです。

 

ちなみに、カモの寿命も20年程ですから、アヒルもカモも合鴨も大体同じくらいと考えて良さそうです。

沢山あるアヒルの種類

アヒルの種類は実は沢山あり、アヒルのイメージの強い体が白くて嘴がオレンジ色のものだけではありません。

例えば、日本で良く飼われているのはシロアヒルと言われるもの。

これが私たちの良く知るアヒルです。

 

ドイツ原産のアヒル、ザクセンアヒルは大型で観賞用や愛玩用として飼われています。

また、イギリス原産のシルバーアップルヤードという種類は肉を利用する種類としても知られています。

 

ムラードという種類はムスコビーアヒルとペキンアヒルの一代雑種で、繁殖能力はありませんが、フォアグラの生産用に飼育されています。

中華料理で有名なペキンダックもアヒルですが、これは中国で開発されアメリカで改良された品種です。

飼育しやすく足が赤いのが特徴です。

アヒルの利用

アヒルは愛玩用、食用、採卵、羽毛採取と人間の暮らしと密接なかかわりを持っています。

現在、食品業界に鴨肉として流通している大半はアヒルの肉と言われており、アヒルとマガモを交配させた合鴨も鴨肉として流通しています。

ガチョウとアヒルの交配種

30年程前に三重県の小学校でガチョウとアヒルの交配種が生まれました。

その個体はガヒルと名付けられ、メディアなどでも取り上げらたことがあります。

見た目はアヒルと同じですが、尾周辺の羽に黒い斑点があったそうです。

ガチョウの生態と寿命に関するまとめ

アヒルはカモ科のマガモを家畜化したもので、生物学的にはマガモと同じ種類。

日本で一般的なアヒルはシロアヒルと言われるもの。世界中に品種改良された多くの種類が存在する。

フォアグラ用のアヒルはムラードという種類。

アヒルの寿命は一般的に10~20年。最高長寿は48年という記録がある。

(ライター ナオ)

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