ディノポネラは、アリ科・ハリアリ亜科・オソレハリアリ属のアリの一種で、またの名をディノハリアリと言います。

当記事では、最大・最強のアリ「ディノポネラ」を紹介します。

ディノポネラの生態

ディノポネラは、大きなアゴと強烈な毒針を有する最大・最強のアリです。

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自分よりかなり大きな獲物にまで単独で襲いかかります。

 

ディノポネラは体も非常に大きいので、単独での戦いで勝てるアリはいないでしょう。

 

ただし、軍隊アリのように攻撃性が高く集団で襲ってくるアリは苦手とします。

また、ノミバエも天敵です。ノミバエは、傷ついて弱っているディノポネラに卵を産みつけることで寄生します。

 

これにはさすがのディノポネラも敵わないようです。

といっても、そもそもディノポネラは傷ついて弱ることなど滅多にありません。

ゆえにディノポネラは、最大・最強のアリと呼ばれているのです。

ディノポネラの生息域

ディノポネラは、南アメリカのブラジル、ガイアナ、ボリビア、パラグアイ、ペルー、エクアドル、コロンビアにまたがるアンデス山脈東部の熱帯雨林帯に生息します。

ディノポネラの名前の由来

「ディノポネラ」とは、アリ科・ハリアリ亜科・オソレハリアリ属の「オソレハリアリ属」のこと。

当記事で紹介している「ディノポネラ」は、このオソレハリアリ属のなかのディノハリアリ(Dinoponera gigantea)という種になります。

ちなみに「ディノポネラ」には、以下の近縁種があります。

  • Dinoponera australis
  • Dinoponera hispida
  • Dinoponera longipes
  • Dinoponera lucida
  • Dinoponera mutica
  • Dinoponera quadriceps
  • Dinoponera snellingi

ディノポネラの大きさ

ディノポネラの体長は、働きアリがおよそ25ミリ、女王アリは30~40ミリほどで、アリ科のなかでは世界最大の種になります。

ちなみに、日本最大のクロオオアリの体長は、働きアリが7~12ミリほど、女王アリはおよそ17ミリ、その違いは歴然としています。ディノポネラは明らかに大きいです。

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ディノポネラの食性

ディノポネラは肉食です。攻撃性が非常に強く、昆虫類だけでなくカエルなどの両生類や爬虫類も捕食します。

また、パラポネラというどう猛なアリも捕食します。

 

パラポネラは、ニカラグアからパラグアイまでの湿潤な低地多雨林に生息するアリの一種で、刺された時に24時間も痛みが続くことから、現地では「Hormiga Veinticuatro(24時間のアリ)」と呼ばれています。

ディノポネラの益害

ディノポネラは、狩りを単独でおこないます。

大きなアゴで噛みついて、毒針を何度も獲物に突き刺すという狩りかたです。

 

もちろん人間にも攻撃をしかけてくるので危険です。ただ、ディノポネラは熱帯雨林地帯の奥のほうに生息しているので、人間と接触する機会はあまりありません。

というわけで、益害についての報告例は稀なのですが、だからといって無害というわけではありません。

もし見かけた場合は、すみやかに退散してください。噛まれると皮膚がちぎられ出血します。

ディノポネラの寿命

ディノポネラの寿命は、働きアリがおよそ1~2年、女王アリは10年ほどのようです。

ディノポネラの人間との関り

ディノポネラは、アゴの力が非常に強く、噛みつかれたら皮膚がちぎられるほどです。しかも毒針を持っています。

ディノポネラの毒針は、ただ大きいだけでなく毒も大量です。刺されると激痛が走ります。

 

熱帯に生息する大型種のアリは、どの種も毒性が強く、刺されたときの症状はスズメバチと同じだといわれています。

ディノポネラも例外ではありません。

 

ディノポネラに刺されると全身の痛み、患部の腫れや発熱、倦怠感、嘔吐といった症状が起こります。

そしてなにより恐ろしいのは、アナフィラキシー・ショックです。

 

刺されて30分以内にしびれやけいれん、せきや呼吸困難、意識障害などの症状が出た場合は、アナフィラキシー・ショックの可能性があります。

ディノポネラのまとめ

以上、ディノポネラについていかがでしたか?

ディノポネラは南米に生息するアリですが、最近は安心できません。

もし港や倉庫街で、デカすぎるアリを見かけた場合は、すみやかにその場から逃れましょう。もしかしたらディノポネラかもしれません。

(ライター ジュン)

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