アロサウルスもティラノサウルスも、比較的早い段階で化石が見つかった恐竜です。

共に体が大きく、アロサウルスはジュラ紀を代表する肉食恐竜、ティラノサウルスは白亜紀後期に現れた肉食恐竜です。

化石が北米で見つかる事など共通点が多いようですが、相違点もあるようですね。

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アロサウルスについて

アロサウルスは竜盤類獣脚類アロサウルス科に分類されています。

食性は肉食、陸生の恐竜です。

生息地は北米とされています。

Allosaurusの名前の意味は異なったトカゲ。

恐竜の名前や古生物学上の分類には結構複雑です。

理由として、新種と考えられる化石が時折発見される事があげられます。

 

アロサウルスの生息時期はジュラ紀後期です。

全長は推定7m~10m、体重は1t~3tといわれています。

 

アロサウルスの化石は、子供から老体と思われるものまで豊富にありよく研究されています。

そのため、獣脚類の恐竜の研究に大いに役立っているそうですが、解明されていない事も残されています。

アロサウルスの特徴である目の上の突起も何の為にあるのか不明なようです。

 

アロサウルスの頭の大きさは長さ1mを超えます。

大型ではありますがアロサウルスは肉食恐竜としては骨も重くはなく、全体の重量は比較的軽量とみられる事から、走るスピードは速かったのではないかと考えられます。

顎の発達具合はさほどでもないものの、尖った歯に鋭い前脚の爪は獲物を捕らえる肉食恐竜のものです。

 

アロサウルスの狩りの方法は、はっきり解明されていないようです。

これまでに発掘されている化石によると、群れで行動していた形跡が見られる事から集団で狩りをしていた可能性があるようです。

恐竜が社会性や共同体の様なものを持っていたかどうかは、これからの研究課題でもあるようですね。

ティラノサウルスについて

恐竜類竜盤類獣脚類のティラノサウルス。

地球上に生息していた生物の中で、史上最大級といわれます。

学名はtyransaurus rexです。

ティラノサウルス属の中では、レックスという種です。

T.Rexとも呼ばれ、名前の意味は暴君トカゲです。

 

ティラノサウルス・レックス属も、時折新種と思われる化石が見つかる事があります。

ティラノサウルス・レックス属の最古の化石は約1億7000万年前のものとされますが、小型のものでした。

 

8000万年前の化石になると大型化しています。8000万年前というと、恐竜が絶滅する前くらいと思われますが、その頃の化石は見つかる事が少ないという理由もあり、その間どのような進化を遂げ巨体になったのか詳しくは分かっていません。

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まだ恐竜の化石の研究が初期段階の頃、ティラノサウルスの化石を復元する際二つの個体が混ざっていた為、尻尾の骨は54個だと思われていました。

全体の大きさや姿から推定して、ティラノサウルスは尻尾を引きずって歩いていたとされたそうですが、その後の研究により、ティラノサウルスの尻尾の骨は一体につき37個であり、現在我々が思い浮かべるようなスタイルで歩行していた事が分かったそうです。

 

誰も見た事はないが、確かに生息していたらしい生物の骨を調べ、その姿を復元する事は相当難しい事です。CGもないですし、古生物学が本格的に発達し始めたのは18世紀頃の事です。

 

ティラノサウルスの生息期間は白亜紀後期。

恐竜の種類が最も多かったといわれる時代です。

生息期間がやや短いのは、その後恐竜が絶滅したからです。

同時期に多くの他の生物も大量に絶滅したといわれています。

 

ティラノサウルスの生息地は北米とされ、全長はおおよそ12m、4~7tです。

大型肉食恐竜として一定の人気があります。

体重や体の構造から推定すると速く走れなかったのではともいわれますが、最新の研究によると結構速かった可能性も出てきたようです。

 

近年浮上した恐竜羽毛説については、子供のティラノサウルスには生えていた可能性があるが、大人にはなかったのではないか、という説が有力です。

まだ体の小さいうちは、体温調節の為に羽毛があったかも知れないという可能性が示唆されています。

アロサウルスとティラノサウルスの違い

大きな違いは生息期間や体付きですが、生態にも違いがあります。

ティラノサウルスの身体的特徴のひとつに、脳の容量が大きい事があります。

 

特に嗅覚と聴覚が発達していたと思われる点が、アロサウルスとの決定的な違いです。

脳をよく研究すると、嗅覚に関する部位の発達が見られ、岩陰などに隠れていた獲物の匂いを嗅ぎつけ見つける事ができたようです。

1900年代に化石の一部が発見されたティラノサウルスのスーの臭脳は、脳全体の半分を占めているとか。

 

ティラノサウルスの嗅覚を司る部位は大きく発達しており、聴覚についても遠くの獲物の音を聞きつけられる程発達していた可能性があるそうです。

また、視覚についても立体的に物体を見る事ができた可能性もあるようですね。

狩りをするには圧倒的に有利です。

 

そうなるとアロサウルスとティラノサウルスの相違点は、狩りの方法という事になります。

ティラノサウルスは待ち伏せ型だった可能性が出てきています。

あの巨体でどうやって待ち伏せていたのか、と思いますが、聴覚の発達もあればずいぶん遠くの足音も聴きつけるに違いありません。

アロサウルスとティラノサウルス

ティラノサウルスは恐竜の黄金期に現れ、絶滅した恐竜です。

陸生の大型肉食恐竜として進化の頂点を極めたのかも知れませんね。

それには強靭な身体能力に加え脳の発達具合も、重要な点であるようです。

(ライター:おもち)

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