ペットとして人気のある魚に「ネコザメ」がいます。

これはサメの仲間ですがホオジロザメに代表されるような獰猛なサメではありません。

体のサイズもそこまで大きく成長しないためペットとして受け入れられたり観賞用としても販売されています。

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ネコザメの生態

ネコザメは全長約1mに成長するサメで、日本近海でも多く発見されます。

生息域は日本だけでなく太平洋北西部に広がっているため、朝鮮半島沿岸や東シナ海にも生きている種類です。

 

海中生物ですが基本的に浅い海の底にいることが多く岩場の近くを好んでいます。

目の上がふくらんでいるのが特徴で、それをネコの耳に見立てて「ネコザメ」と名付けられたと言われています。

 

また、その他の身体的特徴として背ビレが二つあること、そして歯の形状が変わっていることなどが挙げられます。

背ビレのすぐ近くには鋭いトゲがあり、人間でも知らずに触っているとケガをしてしまうこともあります。

 

このトゲは大型の魚から捕食されるのを防ぐ役割があるようです。

歯については、前歯が尖った形状をしており、後ろのほうの歯は臼歯のような形状をしています。

 

ネコザメは海底を好む底生性なので、捕食対象も甲殻類が多いです。

しかし甲殻類では比較的体が硬い生物が多いため、捕食するには歯も強くある必要があります。

 

サザエなどの貝類、そしてウニ等を好んで食べるので殻を砕くため臼歯が発達しているのです。

そのためサザエワリと呼ばれることもあります。そして夜行性なので捕食するため動き回るのは主に夜で、昼間は岩陰や海藻に隠れて身を潜めています。

ネコザメを飼育するには

近年では飼育対象としてネコザメの認知も広くされてきたため、ペットショップ等で購入することが可能です。

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しかし観賞用の熱帯魚などと比べるとサイズが大きいことやネコザメの生態に注意して準備や管理を整えてやる必要があります。

 

例えば、飼育している人が多いことや、ネコザメの性格が一般的には温厚であると言っても、刺激しすぎたり餌と間違われてしまうと噛まれてしまう可能性も十分あります。

海底生物の殻を難なく砕くほどの歯と顎の力を持っていることを念頭に置いて飼育していかなければ、指を噛まれてしまい、場合によっては食いちぎられてしまうかもしれません。

飼育時の準備や餌、温度管理について

ネコザメは約1m近くにまで成長します。

海や水族館で見るよりも家に置いて見てみるととても大きく感じることでしょう。

 

そのため水槽のサイズには注意が必要で、飾り用のサンゴ等を配置したうえでストレスなく生きられるような大きめのものを選びましょう。

温度管理については、水温を23℃付近に設定します。

 

熱帯魚のようなイメージで水温を調整してしまうと、ネコザメは高温に弱いため体調を崩してしまうかもしれません。

飼育する際には、その生物の野生下での暮らし方を考えると何かヒントが得られるかもしれません。

 

水温においても、底生性という生態を配慮すれば高い水温ではないことが想像できます。

そのため餌もサザエやウニをあげると好物なのでよく食べますが、魚の身でも食べてくれるため切り身などを与えてやるとよいでしょう。

 

しかし本来の生態としては固い食べ物を食べて生きているため、殻を持つものを入れることでたまには砕く練習をしてあげると、ネコザメとしても本当の姿を見ることができるかもしれません。

 

そして水はもちろん海水を入れて、ちょくちょく水の入れ替えをしてあげることが大切です。

大きな肉食魚であるため水質が悪くなるもの早いです。

ネコザメの飼育は可能だか注意も必要

すでに述べたように体には棘があったり、貝をも砕く力も持っています。

しかし安易に手を突っ込むことなどを控えれば特に問題はなく飼育していくことができるでしょう。

またネコザメの寿命は10年前後と言われているので、一度飼い始めると長い付き合いになることでしょう。

ライター yuki_1

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