日本では全国的に、そして昔から親しまれてきた昆虫にコオロギがいます。

様々な昆虫が存在している中コオロギが親しまれてきた理由として可愛らしい鳴き声を出すということがあります。

 

1年の中である時期が来ると草むらからコオロギの合唱が聞こえるようになります。

スポンサーリンク

この鳴き声が古くから風情あるものとされて、歌の歌詞にもなりました。

コオロギの生態

体の色は茶色から黒っぽいものが多く頭には体の大きさを超えるほどの触角を持っています。

またあまり知られていませんが、後ろ向きに生えている毛のようなものも触角のように使われており大事な感覚器官となっています。

キリギリスやバッタと同じように後ろ足が非常に発達していて跳ねるように移動をします。

そして驚くことにコオロギは前足の関節部分に耳を持っています。

 

基本的には発達した後ろ足を使って移動しますが、翅をもつ種類は飛ぶこともあります。

コオロギの生態域は主に草むらや森林、田畑です。

 

そして活動的になるのは夜であり、昼間は草や石の陰に潜んでいることが多いです。

このように夜の暗い空間で活動するために通常の目や耳と言った感覚器に加えて優れた触角などを持っているのです。

日本にいるコオロギの種類

日本に生息するコオロギの主な種類はエンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ、カマドコオロギです。

エンマコオロギは体長が3㎝ほどある日本最大の種です。

翅をこすることで鳴き声を発し、「コロコロコロコロ」と聞こえます。

コオロギの鳴き声について

オスの成虫は翅をこすり合わせることで鳴きますが、その翅はやすり状になっていて共鳴が起こせられるような構造になっているので、小さな体でも大きな音が出せるのです。

鳴く時期は種類によって多少のズレはありますが、基本的に8月から10月ごろです。

スポンサーリンク

 

エンマコオロギは上記の通りの鳴き声や「キリリリリ」といった聞こえ方があり、一方でオカメコオロギは比較的弱い声で「リリリリ」と聞こえます。

カマドコオロギは「キリキリキリキリ」と可愛らしい声で鳴いています。

このように同じコオロギといえども様々な鳴き声があり場所や時間によって違う聞こえ方ができるのです。

秋の虫の声にコオロギが出てくる?

日本の童謡に「秋の虫の声」という歌があります。

これは秋の時期に鳴く虫を風情あるものとして作られた曲です。

 

その中の一部に「キリキリキリキリこおろぎや」という歌詞があります。

場合によっては「こおろぎや」の部分が「きりぎりす」とされていることがありますが、これは近年改定されて「こおろぎや」が正式なものとなっています。

 

実は昔はコオロギとキリギリスの名称が混同されていたり逆に呼ばれていたことが原因です。

そしてこの歌詞の「キリキリキリキリ」がコオロギの鳴き声として描写されています。

種類によって様々な鳴き方があるコオロギですがこの鳴き声はおそらくカマドコオロギだと考えられています。

人間との関係性

人間に対して襲い掛かってくるようなことはもちろん、作物などの多大な被害は一般に言われておらず特別害のある虫ではありません。

むしろやはり人間の側はコオロギを気に入っているのでしょう。

実際に歌になっていたり、さらに昔においても、枕草子でもコオロギは趣のあるものとされています。

コオロギの飼育方法

コオロギの採集に関しては、秋になると草むらで鳴いてくれるため場所の目星は付けやすいかと思います。

そこで日中に茂みの影を探すと捕獲ができます。

 

コオロギの食性は雑食ですが植物性のものと動物性のものをバランスよく与えてあげしょう。

また、同じケージにコオロギを多数入れてしまうと共食いをしてしまうため注意が必要です。

 

コオロギの飼育に関してポイントになるのは隠れ家をつくってあげることです。

石を置いてあげることや丸めた新聞紙など、どんなものでも構いません。

コオロギは鳴き声が可愛くて飼育もしやすい!

特に珍しい虫ではないので簡単に飼育の環境も整えられると思います。

是非コオロギの鳴き声で癒されてはいかがでしょうか。

ライター yuki_1

スポンサーリンク