トドとセイウチ、この2種類の動物の違いをはっきりと言える人は言えるだろうか?

何となく混乱しがちなトドとセイウチだが、小学生でもはっきりとわかるほど一目瞭然な違いがあったんです!

トドについて

トドは食肉目アシカ科トド属に分類され、北太平洋は恵山岬からチャネル諸島にかけて、オホーツク海、日本海は北朝鮮北部から島牧沿岸にかけて分布しています。

スポンサーリンク

日本では10~5月にかけて千島列島から礼文、積丹にかけてみることが出来ます。

海岸から30㎞の海域に多く生息しています。

体長はオスで240~330㎝、500~1000kg、メスはオスの約半分の体長と体重です。

 

四肢が黒く、体毛はありません。

オスの額は隆起していて、タテガミのようになっています。

 

食性は肉食でカサゴやシシャモなどの魚類とイカやミズダコなどの軟体動物を捕食します。

オスは5~7月に上陸しなわばりを作ります。

 

メスは6月頃に1回1頭の幼獣を産み、授乳期間は1~2年、オスは3~4年、メスは4~5年で性成熟します。

寿命はオスが20年、メスが30年と言われています。

トドと人間の関わり

トドは海のギャングとも言われ、漁業者にとっては厄介ものです。

北海道の日本海側で特に被害が大きく、網にかかった獲物を横取りしたり、漁網や漁具を破壊したりとやりたい放題。

 

あまりに被害がひどい時には春になると航空自衛隊による機銃掃射でトド撃ちが結構されていました。

この行為は一時期定番となり、春の風物詩として取り上げられていたこともあります。

アメリカやロシアではトドは保護の対象であり、1989~2011年にかけてトドの個体数は増加しているという調査結果も出ています。

セイウチについて

セイウチは食肉目セイウチ科セイウチ属に分類されます。

北極圏の沿岸地帯からその氷縁部に分布しており、冬でも移動せずに海氷の穴に潜って生活し、南に移動することはありません。

スポンサーリンク

セイウチのオスの体長は270~360㎝、体重は800~1200kgほど。

メスはオスの70%ほどの大きさです。

 

オス、メスともに立派な牙があり、これは上顎から生えている犬歯が発達したもの。

海上から陸に上がるときに支えにしたり、オス同士の闘争やホッキョクグマとの戦いでも使われ、一生の間伸び続けます。

 

ライオンの鬣のように仲間間のステイタスシンボルとしての役割もあるのだそう。

ホッキョクグマとセイウチの戦いは通常ホッキョクグマが有利なようです。

 

セイウチの牙は防御力はあるものの、攻撃力に乏しく、ホッキョクグマに対して一撃をくらわすことはできません。

海水に入ってしまえばセイウチの方が有利になることもありますが、陸上ではホッキョクグマは簡単にセイウチを捕食してしまうのだそう。

 

つまり、生息環境によって、ホッキョクグマとセイウチの力の関係は変わってくるということ。

いずれにしても、成獣になる前の幼獣のセイウチはホッキョクグマに狙われやすいと言えます。

 

食性は主に貝類や軟体動物、甲殻類で、特に2枚貝を好んで食べているようです。

発達したヒゲはセンサーの役割を果たし、6m四方のものを探し当てることが出来ます。

 

セイウチが貝を捕食する時には牙を使って砂を掘り返すと考えられていましたが、実際には口やひげなどを使って器用に貝を探し出し、2枚貝の隙間から中身を吸い出すという、なんともデリケートな食べ方をしていることがわかってきました。

トドとセイウチの違いのまとめ

セイウチはトドよりも一回り大きく、メスに至ってはセイウチがトドの2倍ほどの大きさ。

セイウチもトドもは一夫多妻のハーレムを作る。

 

セイウチには牙があり、トドには牙がない。

セイウチの寿命は30~40年、トドは20~30年ほど。

トドは海のギャングとも言われ、漁業者にとっては害獣駆除の対象にもなる。

(ライター ナオ)

スポンサーリンク