コアラといえば、中日ドラゴンズの球団マスコット「ドアラ」を思い浮かべてしまう筆者ですが、バック転をしたり、球団の応援マスコットなのに選手にプロレス技をかけたり、また他球団のマスコットにもからんだりなど、活発に動き回りいじられキャラとして愛されていますよね。

一方、オーストラリアに住むコアラは、木の上でユーカリの葉っぱだけを食べてのんびり過ごしているというイメージがあります。

今回はコアラについて見ていきます。

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コアラってどんな動物?

コアラは、お母さんがお腹にある袋で子育てをする動物、カンガルー、ワラビー、ウォンバットなどと同じく有袋類の仲間です。

オーストラリアの東部だけに生息しており、熱帯や温帯の森林、ユーカリ林の樹上で生活をしています。

体型はおなじみですね。

背中は灰色の体毛でおおわれていてお腹は白です。

体長は65~82cmぐらい、体重は4~15kgぐらい、尻尾は退化しているのでありません。

耳は小さいのですが、周囲の体毛が長いので大きく見えます。

コアラはふだんどんな生活をしているの?

コアラはほとんど樹上で生活をしていますが、木の枝を集めたり空洞を探したりして巣をつくるということはありません。

また、群れはつくらず単独で行動しています。

 

コアラの手足は樹上生活に適応していて、鋭い爪があり木の枝をつかみやすくなっており、木から木へと数メートル飛び跳ねて移動することもできます。地上に降りることはめったにありませんが、歩くときは4足歩行です。

 

コアラは1日のうち18~20時間は寝ており、早朝や夕方に活動しエサを食べます。草食性でユーカリの葉や芽好み1日500g~1kg以上食べます。

コアラはどんなふうに子育てするの?

コアラの繁殖期は、9月~翌2月(オーストラリアは南半球にあるので春から夏にかけて)です。

コアラはほとんど鳴かないのですが、この繁殖期になるとオスが縄張り主張のために鳴くことがあります。

 

赤ちゃんが生まれると6~7ヶ月間、お母さんコアラのお腹にある袋(育児嚢)で育てられます。

袋は下向き(お尻の方向に開いて)についていて、中に乳首が2つあります。

 

22周以降になると、ときどき顔を出し、パップと呼ばれる離乳食を食べるようになります。

パップはお母さんの盲腸内でユーカリを半消化状態にした緑色をしたもの、つまりウンチ(?)で、赤ちゃんは袋から出てくると、これをお母さんの肛門から直接食べます。

 

26~27週になると、袋から出たり入ったりします。

1kgまで育つと完全に袋から外にでますが、2kgぐらいになるまでは母親の背中におんぶされています。

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赤ちゃんのコアラは12ヶ月~になると乳離れします。コアラの寿命は、野生下ではメスで18年以下、オスはそれより数年寿命が短いようです。

コアラはなぜユーカリしか食べないの?

オーストラリアでコアラが生き延び続けたのは、オーストラリアの森林の3分の1を占めるユーカリを食べて生きられるように進化したからだといわれています。

ユーカリを食べるしかなかったということなのです。

 

ユーカリの葉には、昆虫や野生動物が嫌う「タンニン」や「油」が含まれています。

コアラは、生き残るために他の動物が食べないユーカリをエサにすることを選んだのです。

 

ユーカリは消化も悪くエサとして適しているとはいえません。

まずコアラは、ユーカリの匂いを嗅ぎ食べやすいものを選別します。

 

そして、2mもある長い盲腸で発酵させることによって毒素を消して消化しやすくしてから吸収するのです。

ユーカリは栄養価も低く、エレルギー不足になってしまいます。だからコアラはエネルギーを浪費しないように1日の大半は寝て過ごすのです。

コアラを見に行こう!

コアラには、オーストラリアの先住民によって食糧にされてきた時代がありました。

その後植民地支配したヨーロッパ人によってハンティングされ毛皮を売られたり、自動車社会になると交通事故に合ったりすることも多く、また山火事や森林伐採などの自然破壊により絶滅の危機に陥ったこともありますが、現在では保護活動が成功し絶滅の危惧からは免れています。

 

日本でも、オーストラリア政府やオーストラリアの動物園から贈られたコアラを見ることができます。

多摩動物公園(東京都)、東山動植物園(愛知県名古屋市)、鹿児島市平川動物公園、埼玉県こども動物自然公園、横浜市立金沢動物園(神奈川県)、大阪市天王寺動物園、淡路ファームパーク(兵庫県)、神戸市立王子動物園(兵庫県)の8ヶ所です。

 

コアラの飼育にはたいへんな苦労があるようです。

コアラはユーカリをエサにしますが、ユーカリ600種あるうちコアラが好むのはそのうちの数種類で、しかも新鮮な若い葉だけです。たいへんなグルメというか偏食家なのです。

しかもコアラ1頭でユーカリの木が100本必要だというぐらい大食だということです。

まとめ

コアラという名前は、オーストラリア原住民の言葉で「水を飲まない」という意味だということですが、最近コアラはよく水を飲むようになったそうです。

温暖化が進み、猛暑や雨不足が続いたりするためユーカリ自体が少なくなり、しかも葉っぱが乾燥するため、水分を必要としているのではないかということです。

 

コアラにも温暖化の影響が及んでいるんですね。

上野動物園のパンダの赤ちゃんもかわいいですが、コアラのかわいさからも目が離せませんね!

(ライター sensyu-k)

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