カンパチという名のお魚は皆さんご存知でしょう?

カンパチのお刺身の美味しさは格別ですよね~~~。

でもカンパチの旬って一体いつなのか知っていましたか?

カンパチの生態

カンパチはスズキ目アジ科の体長1m前後の大きさのある大型肉食魚です。

日本では東北地方以南の海を冬は南下し、夏は北上し回遊しています。

光沢のある細かい鱗がついていて、体色は背側黄褐色から淡紫色で腹側が銀白色。

水温は20~30度で成長し、13度を下回ると新でs今います。

 

産卵期は3~8月で、分離浮遊卵として海中に産卵されます。

稚魚は藻などの浮遊物に付き、動物性プランクトンを捕食して大きくなります。

 

成魚はす水深20~70㎝の所に単独かまたは群れでいて、イカナゴやイワシ、アジなどを捕食します。

目の上の斜めの帯がハチの字に見えることから、目の間が八で間八→カンパチの名前がついたと言われています。

魚としてのカンパチ

カンパチは日本では高級魚として扱われています。

釣りや定置網で漁獲されますが、特に天然物は美味しく、高値で取引されます。

養殖物は天然ものに比べてややでっぷりとしていて、尾の先の描くラインが湾曲。

一方天然物はスリムで尾の先の描くラインが真ん中でくっきり切り込みが入り、V字のようになっています。

 

カンパチの養殖は主に鹿児島県で盛んにおこなわれています。
近年日本ではそれだけでは足りなく、中国からも輸入していますが、2004年には大量のアニサキスが発見されたということで一時話題になりました。

 

カンパチは一年を通して水揚げされていますが、旬の時期は6月~12月で、特にヒラマサと寒ブリの旬の合間を埋めるように出回っているようです。

2~3kgのものが美味しく食べられるでしょう。

なるべく活〆されたもので、表面にぬめりが残っていたり、お腹に針が残っている、また鰓が鮮紅色になっているものが新鮮な証です。

カンパチの呼び名

カンパチというのは東京の呼び方で、地域によって実に様々な呼び方があります。

それだけ、日本各地で頻繁に食べられている魚ということなのでしょうが、聞いたことのない人にはカンパチのことだとわからないかもしれません。

例えば、北陸ではアヤイオ、和歌山ではチギリキ、香川ではアカバネ等。全くニュアンスの違う名前がついています。

カンパチの食べ方

カンパチはお刺身が美味しいと言われています。

寿司のネタとしても使われ、一般的ですが、しゃぶしゃぶや照り焼き、塩焼きなども美味しい魚です。

 

鮮度の良いものはお刺身にした時にコリコリっとした歯触りがあります。

時間が経つと食感は一段落ちますが、逆に旨味はのって美味しくなります。

 

そのため、お刺身にする時は鮮度の良いものは薄く、ちょっと時間がたっているものは厚めに切ると美味しく食べられます。

お刺身で残った後は唐揚げなどにするとこれまたGood。

 

そのまま食べてももちろんOKですが、マリネや南蛮漬けなどにすると冷えても美味しくたべられるのでおすすめです。

釜の部分は塩焼きがおすすめ♪あまり焼きすぎるとパサパサとしてしまうので、ほどほどの焼き加減で!

 

ちなみに、カンパチはこう見えても!?赤身魚に分類されます。

一見白身魚のようにも思えますが、れっきとした赤身の魚なんです。

余談ですが・・・・鮭は白身魚なんですよ~。

カンパチのまとめ

カンパチは日本では東北以南の海域に生息している大型の肉食魚。

眼の所にある模様がハチの字に見えることから、間が八ということでカンパチという名前がついた。

カンパチは赤身魚で、地方のよっていろいろな呼び方がある。

カンパチは関東圏の呼び方。

 

天然ものと養殖ものの違いは尾の先端の描くカーブと体の大きさを見ればわかる。

お刺身やお寿司のネタとして使われたり、照り焼きや塩焼きなども美味しい。

(ライター ナオ)