真っ白で美しいコハクチョウは冬を代表する鳥だと言われています。

翼を広げて冬の大空を飛ぶコハクチョウ。

冬の湖に浮かぶコハクチョウ。

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冬はコハクチョウが中心となり、すべてが絵のような素敵な光景になりますよね。

とても美しい「コハクチョウ」はもともと「ハクチョウ」と呼ばれていたんですよ。

コハクチョウの生息地

コハクチョウの繁殖地はツンドラ地帯と呼ばれる北極圏です。

夏になると北アメリカ大陸やユーラシア大陸のロシアの沿岸に子どもを産みます。

コハクチョウは冬になると日本に渡ってきて、越冬をします。

日本で見られるのは、オオハクチョウとコハクチョウです。

 

日本のほかにも韓国や中国へも越冬しに行きます。

4000km離れていても、約2週間ほどで渡ってくるんですよ。

日本では本州より南側の広い湖や水田、河川や海岸、内湾などで生活します。

コハクチョウの形態

コハクチョウは全長が115~150cmです。

翼の長さはオスが51~54cmで、メスが47~53cmです。

 

翼を開くと200cm程の長さになります。

オスとメスの身体の色は同じ真っ白な白色です。

 

くちばしは目元付近から鼻孔の手前まで黄色で、先端は黒色です。

コハクチョウが子どものときは身体全体が灰白色です。

これはオオハクチョウの子どもも同じで、見分けが付かないぐらい似ています。

コハクチョウの生態

コハクチョウの泣き声は「コォーーコホッコホッ」とオオハクチョウより低い声で鳴きます。

コハクチョウが跳ぶ前は、大きい水かきで水を蹴りながら助走します。

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コハクチョウは空気の抵抗を少なくするために、水掻きを畳んで飛ぶんですよ。

着水するときは、大きな水かきで水を押さえつけながら止まります。

 

コハクチョウの寿命は、野生では15~20年です。

飼育されているコハクチョウは25~30年程長く生きます。

コハクチョウの繁殖

コハクチョウは6~7月に繁殖期を迎えます。

沿岸や湖、水の近くの草むらなどに草の葉や木の枝などを集めて巣を作ります。

 

メスが一度に3~5個の卵を産んで、メスが1ヶ月ほど抱卵します。

ヒナは生後40日程で自立でき、3ヶ月程で飛べるようになります。

 

コハクチョウの家族はとっても仲良しなんですよ。

夫婦は子どもを守るために命を懸けるほどです。

越冬も家族で仲良く一緒に渡ります。

コハクチョウの食性

コハクチョウは水草の葉や茎、果実などを食べます。

地上をちょこちょこと歩きながら水田の穂を食べたりもします。

 

コハクチョウは首が長いので、水の中に逆立ちして上半身を入れて、水の底の草などを食べることもあります。

朝早くからウロウロしながらご飯を食べたり、休憩したりして、夕方寝床に戻ります。

コハクチョウの名前の由来

コハクチョウは漢字で「小白鳥」と書きます。

日本にいる白鳥はオオハクチョウ(大白鳥)とコハクチョウ(小白鳥)に分けられます。

オオハクチョウより一回り小さめの身体なので白鳥の前に”小”が付きます。

 

昔はコハクチョウもハクチョウと言われていましたが、他のハクチョウ達と分けるために1974年から「コハクチョウ」と名前を変更されました。

私達が”白鳥”と呼んでいるハクチョウはコハクチョウかもしれません。

 

コハクチョウはオオハクチョウと似ていますが大きさとくちばしが微妙に違います。

戦前は日本にコハクチョウが冬越に来るのはとても珍しかったそうですが、現在は日本各地で見ることが出来ます。

 

公益財団法人日本野鳥の会が作っているハクチョウ類の観察マップなどもあります。

野生のコハクチョウを見るために冬の湖を散策するのも楽しそうですね。

コハクチョウの美しさに心を奪われること間違いなさそうです。

(ライター 雲呑)

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