サボテンと言えば、丸くて棘がある姿を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかし、サボテンの中にはそんなイメージと全く違う姿をしているものもあるのです。

今回は「シャコバサボテン」という、「あれ、これサボテン?」と思われがちなサボテンについて紹介していきます。

シャコバサボテンってどんなサボテン?

シャコバサボテンは、まるで噴水のように中央から葉茎が伸びているサボテンです。

葉茎は多肉質で縁にギザギザのある小判型の節がいくつも連なった形状をしており、その一つ一つを見ればやはりサボテンだなという感じがしますね。

その形が甲殻類のシャコに似ているから「蝦蛄葉(シャコバ)」とつけられたのが名前の由来。

クリスマスのころに開花することから、英語では「クリスマス・カクタス」と呼ばれています。

 

原産地はブラジルですが、デンマークで品種改良された「デンマーク・カクタス」というシャコバサボテンも多く流通しています。

開花時期は10月~1月。

 

サボテンと言えば暑い地域の植物というイメージが強いので、冬に花が咲くというのは何だか意外ですね。

耐暑性がないのがシャコバサボテンの最大の特徴とも言えるでしょう。

花の大きさは品種にもよりますが、約7cm程度。

 

ピンク、赤、白、黄色、オレンジなど、様々なカラーバリエーションがあります。

温度によって、開花する色が違うものもあるんですよ。

シャコバサボテンの蕾はとても取れやすいので、株を移動する際にはある程度蕾が大きくなってからにしましょう。

サボテンにも花言葉があるんです

え?サボテンにも花言葉なんてあるの?

はい、サボテンと言えども花は咲きますし、立派に花言葉もあります!

シャコバサボテンの代表的な花言葉は、「美しい眺め」「一時の美」。

これはシャコバサボテンが咲かせる美しい花からきています。

 

男性から女性に贈る場合、「一時だけ美しいってどういうこと!」と逆鱗に触れてしまうことも考えられますので、気を付けなければなりませんね。

そもそも、サボテンなので花束にできるわけでもないし、花自体は可愛いですが葉茎も含めた全体像はあまり可愛いとは言い難い姿。

 

女性へのプレゼントにはあまり適していない植物です。

それでは、どういった相手に贈るのがいいのでしょうか。

 

シャコバサボテンの花言葉には、「勝利」「冒険心」「有能」という言葉もあります。

そこで、何かこれから勝負事が控えている人、例えば受験生などに贈るのがおすすめです。

新しいことを始めようとしている人へプレゼントするのもいいですね。

 

きっと、シャコバサボテンを見るたびに励まされるような気持ちになれるはずです。

ただし、上でも書いたようにシャコバサボテンの蕾はとても取れやすくなっています。

 

目の前でポロポロと蕾が落ちてしまっては、とても縁起が悪いですよね。

持ち運びや取り扱いには十分気を付けてください。

 

誕生花となっているのはこちらの誕生日。

→11/11、11/26、12/1、12/7、12/10、12/12、12/20、12/23

ちゃんと花が咲いている時期の誕生日に限定されているので、花が咲いていないサボテンをプレゼントするような事態にはならないで済みますね。

シャコバサボテンについてのまとめ

シャコバサボテンの花言葉には、「波乱万丈」「つむじ曲がり」などと言った、ちょっとマイナスイメージの強い言葉も含まれています。

「どうしてもシャコバサボテンを贈りたいんだ!」という時以外は、他の花を選ぶのが無難かもしれませんね。

ただし花言葉を抜きにすれば、サボテンなので花が咲いていない時期にも楽しめる植物です。

プレゼントとしてではなく、自分の部屋に飾って育てて見るのもいいかもしれませんね。

(ライター もんぷち)