「お前アホだろー!」「アホアホ言うな!アホウドリか!」というやりとりを、子供のころにしたことがありませんか?

私はよくやってました…。

小学生の定番やりとりだと思います。

スポンサーリンク

そんなネタに使われがちな「アホウドリ」、実際にはどんな鳥なのでしょうか?

最も気になる名前の由来や、その他生態などについて調べてみました。

アホウドリってどんな鳥?

生息域

アホウドリは北太平洋(ベーリング海、アラスカ湾、アリューシャン列島周辺など)に分布しており、夏の間は海上で生活をしています。

陸地には上がらず、海面で休んでいるか空を飛んでいるかのどちらか。

冬になると、繁殖のために渡りを行い、日本近海へもやってくるのです。

国内では鳥島、尖閣諸島北小島、南小島で繁殖が確認されており、近年では小笠原諸島などでも繁殖が確認されています。

陸地で集団(コロニー)を形成し、首を伸ばして嘴を鳴らして求愛する姿は壮観。

外見の特徴

アホウドリの体長は約84~100cm、翼を広げた幅は190~240cmにもなる、日本で見られる海鳥の中では最大級の鳥です。

雛は暗い褐色やグレーの毛色をしていますが、成長するにしたがって全体的に白い部分が増えてきます。

 

頭から頸部は薄黄色、尾羽と翼の先端が黒いのが特徴。

完全な大人の羽になるまでに10年近くかかるとも言われています。

食性

基本的には魚類、甲殻類、タコやイカなどの軟体動物を餌としていますが、動物の死骸を食べることもあります。

潜水能力はさほど高くなく、最大でも1mほどしか潜れません。

寿命

アホウドリの寿命は20~40年ほど。

しかし中には最高齢66歳で卵を産み育てている個体も!

 

鳥ってそんなに長生きできるんだ…。

寿命が長い分、一度に産み育てる卵はたったの1個。

スポンサーリンク

しかし5歳で繁殖が可能になってから毎年卵を産むので、66歳まで生きてたら子供はかなりの数ですね!

飛行能力

アホウドリの飛翔能力は鳥類の中でもトップクラス。

大型の鳥は羽ばたくのに多くのエネルギーを消費するため、羽ばたきを最小限に抑え効率よく飛べる翼の形をしています。

細長く極限まで抵抗を減らした翼は、24時間一度も着地せずに飛び続けることもできるそうです。

なぜこんな名前に?その由来とは

「アホウドリ」という名前、とてもひどい名前ですよね…完全に悪口です。

なぜそんな名前が付けられてしまったのでしょうか。

 

「アホだから」「アホーアホーって鳴くから」と、子供のころは思っていましたが、果たして真実は?

まず、「鳴き声がアホーアホーだから」というのは間違いです。

 

実際の鳴き声は「ギーギー」という感じなので、鳴き声から名前が付けられたわけではありません。

名前の由来、その答えは…ずばり「アホだから」。

 

そんなバカな、と思われるかもしれませんが、本当なんです。

アホウドリはとても警戒心が薄く、特に歩くのが下手で陸上では動きも鈍いので、簡単に人間に捕まってしまうのです。

しかも、仲間が目の前で捕まっていても、逃げようとしないらしい。

 

警戒心が薄いにもほどがある…。

これは完全にアホです。

アホウドリという名前にも異論なし。

 

そのアホさ具合のせいでかなりの数のアホウドリが乱獲され、現在では絶滅の危機に瀕しており、特別天然記念物にもなっています。

乱獲する人間が悪いのは百も承知ですが、アホウドリももっと危機感を持ってほしい。

アホウドリについてのまとめ

アホウドリは別名「信天扇(しんてんおう)」とも呼ばれています。

なんだかものすごくかっこいい名前ですよね!

こっちで読んであげたほうがいいんじゃないでしょうか?

 

しかし、信天扇という名前の意味、実は…餌をとるのが下手で、かつては他の海鳥が落とした魚を食べていると思われており、『天から魚が落ちてくるのを信じている(つまり阿呆な)鳥』ということで名づけられたんだそうです。

どちらにしろ、かなり不名誉な名前だったんですね…。

(ライター もんぷち)

スポンサーリンク