みなさんは「シデムシ」という虫を知っていますか?

あまり聞きなれない名前ですよね。

 

今回はこのシデムシについて生態などまとめて行くわけですが、知れば知るほど「エグイ」という言葉がぴったりの虫なんです!

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覚悟して読んでくださいね。

グロテスクな表現が苦手な人は要注意です。

シデムシってどんな虫?

シデムシは北海道から九州にかけて広く分布している虫で、国内にも何種類かのシデムシがいます。

平地から山地まで広範囲に生息しており、公園や人家周辺などでも見かけることも。

大きさは3mm~30mmほどで、体は平らで黒っぽい色をしている種類が多いです。

シデムシという名前の由来は、「死体があると出てくる=死出虫」というところから。

なぜ死体があると出てくるのでしょう?

 

それは、シデムシの餌の大部分が動物などの死体だからです。

しかし、動物などの死体を食べる虫は他にもいるのに、なぜシデムシだけがこのような名前になったのでしょうか。

詳細は後ほど説明していきますね。

 

死体に集まるということで敬遠されがちですが、決して害虫というわけではありません。

むしろ、死体を分解して土に還す、自然界のサイクルの中でとても重要な働きをしているのです。

動物のフンや腐敗したキノコなども食べるので、「森の掃除屋」とも呼ばれています。

 

死体に集まる姿を見ると気持ち悪いですが、むやみに駆除したりしないようにしましょう。

もしやむを得ず駆除したり捕まえたりすることになった場合は、彼らの出すにおいに注意してください。

 

死体や腐敗したものを食べることで元々体臭が濃厚なのに加え、危険を感じるとかなりくさい体液を分泌します。

このにおいがつくとなかなか取れないらしいので、気を付けてくださいね。

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シデムシの恐ろしい食性

ここからは、シデムシのとってもエグイ食性についてみていきます。

少々グロテスクな表現もあるので、苦手な人はここで回れ右をしてください。

 

死体を餌としているというのは先ほども述べた通りですが、他の虫と違う点は「その場で食べて終わりではない」という点。

シデムシの中には、雌雄のつがいとその子供とで家族生活をする種がいます。

 

基本的に昆虫は卵を産んだら、または卵が孵ったらそこで育児終了となることが多いのですが、シデムシの場合には幼虫の世話をする種もいるということです。

つがいはネズミや小鳥などの死体を地中に埋めて保管、これを肉団子に加工して、幼虫に与えるのです。

 

しかも餌やりは口移しで行われることも確認されており、昆虫界では他に例を見ないそう。

しかし死体の肉団子とは…想像すると気持ち悪くなってきます…。

 

死出虫という名前が付けられたのも、他の虫より「死体」「グロテスク」というイメージが強いからかもしれませんね。

死体を埋めることから、「埋葬虫」と表記されることもあります。

さらにシデムシのエグさはこれだけではありません。

 

実はシデムシの親は、保管していた餌が足りなくなると、餌を貰えなかった幼虫を自ら食べてしまうというのです。

栄養が少なく大きく育ちそうにない幼虫は、育てるだけムダ、と言うことなんでしょうか…。

確かに餌が足りない中ですべての幼虫を育てようとすると、全滅する恐れもあるので仕方ないと言えば仕方ないのかもしれません。

自然の厳しさを感じますね。

シデムシについてのまとめ

動物の死骸などがあったとしても、まじまじと見ることは少ないですよね。

しかし、もし機会があれば、シデムシがいるかどうか観察してみてください。

 

その独特な生態から、「ファーブル昆虫記」で有名な学者「ファーブル」も様々な研究を行ったと言います。

もしかしたら、何か新たな発見があるかもしれませんよ。

(ライター もんぷち)

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