農村地域では毎年夏になると、身近な人の誰かはイラガにやられたという話を耳にします。

天候によって、ひどい年には会う人会う人が必ずイラガの被害に合っている年も・・・。

イラガって?

イラガとは、チョウ目イラガ科に属する昆虫の総称で、地方によって「蜂熊」「デンキムシ」「オコゼ」など、様々な呼び名があります。

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イラガの生態

体長は25㎜程度、脚が短くずんぐりとしています。

体に多くの棘を持っていて、触るとハチに刺された時のような鋭い痛みを伴います。

 

カキノキ、サクラ、ウメ、リンゴなどのバラ科の植物を好み、葉の裏に集団でいることもあります。

また、カエデ類やヤナギ類、クリ類にいることもあります。

 

幼虫の時は基本的には食草で、これらの植物の葉っぱをむしゃむしゃと食べ、成虫になると口が退化してしまうため食事をせずに過ごします。

終齢幼虫で越冬するため、茶色の腺の入った白くて硬い卵状の殻を作り、この殻は日本に生息する昆虫の中では最も硬いのではないかといわれています。

春になると、この卵の殻の中で蛹になり、6月に羽化します。

イラガの幼虫

イラガの幼虫は「イラムシ」とも言われ、ライム色のような緑色や薄茶色を舌綺麗な毛虫です。

ところが、この綺麗な幼虫が毒を持っているのです!

例の「綺麗なバラには棘がある」的な!?

 

イラガの幼虫は外敵を察知すると棘の先から毒液を一斉に分泌します。

体を光にさらすと棘の針の先端部分から液体が文美津されていることが良くわかるほどキラキラと光ります。

 

刺激はかなり強く。

水泡状の炎症を生じ、鋭い痛みを伴うこともあります。

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痛みは1時間ほど続き、痒みは1種間ほど続くと言われています。人によってはもっとひどい症状が出る場合もあります。

 

幼虫を触った時だけでなく、卵を触ったり、潰したりしても同じような症状が出ます。

種類によっては繭に毒毛がついているものもいるので、繭にも用心しなければなりません。

イラガの予防方法

イラガの毒に注意しなければならないの7~8月と9~10月の2回です。

年によっては夏の一回だけで済むこともあります。

 

この時期に草むらや山の中に入る時には長袖長ズボンが必須です。素手で植物に触るようなことも避けた方が良いでしょう。

もちろん、毛虫に触るのはもってのほか。

イラガに刺されたら

イラガに刺されてしまった時には素早く患部を水で洗い流します。

服の上から刺された場合には、粘着テープなどで洋服の棘を取り除くと良いでしょう。

 

誤まってイラガの棘のついた服を洗濯機で他の洗濯物と一緒に洗ってしまったりすると、他の洗濯物にも残っていた棘がついたりして、着た時に症状が出る場合があります。

 

洗濯する前に綺麗に棘を取り除けない場合は、その服は着ないようにした方が良いかもしれません。

患部を綺麗に洗い流したら、あとは市販の虫刺されの薬を塗っておけば大丈夫ですが、症状のひどい場合には病院を受診して薬を処方してもらうのが良いでしょう。

抗ヒスタミン剤やアロエの葉の汁などを塗っておくのも効果があるようです。

イラガのまとめ

イラガは成虫には毒はないが、幼虫は毒を持っている。

毒針に刺されると、水泡状の湿疹が出来たり、赤く腫れたりといった症状が出る。

 

刺された場合には速やかに患部を洗い流し、市販の虫刺され薬を塗る。

症状がひどく、広がるような場合には病院を受診。

 

予防には長袖長ズボンは必須。植物や毛虫などにやたらと手で触らないようにする。

以上、これからの季節は特に注意しなければなりません。

植物の葉の裏だけでなく、木の周辺などにもいる可能性は大いにあるので、とにかく、綺麗な色の毛虫には注意して過ごすようにするのが賢明です。

(ライター ナオ)

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