筆者が住んでいる首都圏の郊外の住宅地、ちょっといくとのどかな田園が広がっているんですが、先日なんとそこでキジのつがいを見かけました。

さすがにキツツキを見かけたことはありませんが、今回は、カラフルなキツツキとして知られているアオゲラに注目してみます。

アオゲラの特徴は?

アオゲラはキツツキの仲間で、日本の固有種なので日本でだけ見られる鳥です。

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体長は29cmぐらい、全体的に黄緑色をしています。日本では古くは緑色も青色に含まれていたので、アオゲラという名前がつけられました。

 

お腹には波状の横縞があって、ホオのあたりと頭の上から後ろにかけて赤いラインが入っています。オスのほうが頭が大きく赤い部分が目立ちます。

縞模様の着物に緑色の羽織、頭に差し色の赤いライン、とっても“粋”でカラフルな鳥ですね。

アオゲラはどんな生活をしている?

アオゲラは、主に本州の平地から山地にかけての森林に住んでいます。

雑食で、クチバシを使って木の幹や枝をつついてアリなどの昆虫を食べますが、木の実や果物を食べることもあります。

繁殖期になると、クチバシで木の幹を連続してつついて音を出すドラミングをして相手を募集します。

 

特にオスは、大きな木をつついて巣穴をつくり、大きなさえずり声でメスにアピールします。

つがいになると、メスは1回に7~8個の卵を産みます。

アオゲラのオスとメスは協力して卵を温め子育てをします。人間の夫婦も見習うべき!?

アオゲラの鳴き声って?

アオゲラの鳴き声を聞いたことはありますか?

まずは、「地鳴き」、仲間同士のコミュニケーションや警戒などのために出す鳴き声で、「キョッ、キョッ、キョッ」と表現できるでしょうか。

 

次は「さえずり」、主にオスが求愛や縄張りの主張のために出す鳴き声で、「ピョォー、ピョォー、ピョォー」と大きな声で鳴きます。

飛び立つ時などに「ケレ、ケレ、ケレ」と鳴くこともあるようです。

ドラミングとは?

キツツキといえば、森の中、木の幹をクチバシでつついて、カンカンカンと音を響かせているという姿をイメージしますが、これをドラミングといいます。

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ドラミングの目的としては、巣穴をつくるため、木の中にいる昆虫を捕まえて食べるため、求愛や縄張り宣言のためなどがあります。

アオゲラはなぜ頭が痛くならないの?

アオゲラなどのキツツキ類は、木の幹にあんなにトントンクチバシを打ち付けて、頭が痛くならないのでしょうか?

 

キツツキがエサを捕まえるために木をつつくときは、腐りかけた柔らかい木を選び、しかもクチバシを軽くあてる程度なので、それほど強い衝撃は伝わっていないのではないかといわれています。また求愛や縄張り主張のためにドラミングをするときも、空洞になった木を選び、軽く叩いても大きく反響させるようにしています。

さらにキツツキの脳はとても小さく、それをうまく保護するような頭蓋骨の構造になっているとのことです。

石川啄木とキツツキの関係

ところで、キツツキは漢字で書くと「啄木鳥」です。

有名な歌人、石川啄木のペンネームの由来になった鳥です。

啄木はなぜキツツキをペンネームにしたのでしょう。

 

生まれ育った岩手県盛岡渋民の林間にはいつもキツツキの鳴き声やドラミングの音がこだましていました。

啄木が体を壊して実家で療養を続けていたとき、「キツツキが木を叩く音が聞こえてきて、その音にいつも慰められた」というようなことを書いています。

啄木は、キツツキの音がとても好きだったということがうかがえます。

アオゲラは森林にとって敵なの?

アオゲラなどのキツツキ類は木の皮をはいだり、穴を開けたり、木に傷をつける害鳥だと思われがちですが、キツツキがつついてエサを獲るのは、枯れて弱っている木です。

巣穴を掘るのも腐りかけた柔らかい木です。

むしろキツツキは、木を食い荒らす虫を獲ってくれるので、森林にとっては益鳥だといえるのです。

キツツキは害虫から森の木を守ってくれているのです。

 

まとめ:日本でしか見られないキツツキのアオゲラ、森を守ってくれていたんですね。

私が住むこの町にもアオゲラの鳴き声が響き渡る森があるといいなあ。

そういう森があるということは、豊かな自然が残っている町だということになるのですから。

(ライター sensyu-k)

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