私達の生活で最も身近な鳥類と言えば「カラス」。

しかしゴミをあさったり鳴き声がうるさかったりするので、あまり良い目では見られません。

 

日常、私たちが見かけるカラスは2種類、「ハシブトガラス」と「ハシボソガラス」。

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今回はそのうち「ハシボソガラス」についてまとめてみました。

ハシボソガラスの生態

ハシボソガラスはユーラシア大陸に広く生息し、日本国内でもほぼ全域に分布しています。

大きさは全長50cmほど。

ハシブトガラスに比べて一回り小さく、くちばしが細いのが特徴です。

名前の通りですね。

 

河川敷や農耕地などの開けた場所で生活するので、極端に都市化が進んだ場所や高山帯ではあまり見られません。

都市化が進むにつれてハシブトガラスはその数を増やしていっているのですが、逆にハシボソガラスは数が減っています。

都会で遭遇するカラスの多くはハシブトガラスということですね。

 

かつては「カラス」と言えばハシボソガラスのことを指す場合が多かったのですが、現在ではその地位をハシブトガラスに取って代わられてしまいました。

ハシボソガラスの英名である「Carrion Crow」は「死肉を食うカラス」という意味ですが、実際には肉よりも植物質のものを好んで食べる傾向があります。

 

基本的には雑食で昆虫や小動物、死肉も食べますが、果実や種子等も食べます。

鳴き声は「ガーガー」という少し濁った音ですが、ハシブトガラスのように「カーカー」と鳴くことも。

深刻なカラス被害

先ほど「ハシボソガラスは極端に都市化した地域や高山帯ではあまり見られない」と書きましたが、逆を言えばそれ以外のところにはいるということです。

カラスによる主な被害の一つは、ゴミ荒らし。

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生ごみを求め、ゴミ袋を破って食い散らかしてしまうのです。

そうなるとにおいや掃除の問題が発生してしまいますし、収集する側も大変。

 

ゴミの上にネットをかぶせるなどの対策をしていても、ハシボソガラスは頭脳でそれを突破してしまいます。

数羽のカラスが手分けしてネットを持ち上げてどかしたりするんですよ。

 

しかも学習能力が高いので、下手にこちらから攻撃を仕掛けるといつまでもそれを覚えていて、見かけるたびに攻撃を仕掛けてくることもあります。

また、都市部以外では農作物の被害も深刻です。

ハシブトガラスは植物質のものを好む傾向があるので、農作物の被害についてはハシボソガラスが犯人であることの方が多いかもしれませんね。

頭の良さ

ハシボソガラスはとても頭の良い鳥です。

硬いクルミを割る時に、自動車のタイヤの前にクルミを置いて割るというのも有名ですね。

 

鳥類の中ではずば抜けた知能を持っていることがよくわかります。

それゆえ、遊びも高レベル。

 

ゴルフボールを持ち去ってカップインさせたり、公園の滑り台をすべるなど、人間の子供のように遊ぶのです。

童謡でもあるように、瓶の中にある水を飲んだりその中のものを取りたい時、石を入れて水位を上げて取りやすくするというのもかなり知能がある証拠。

 

これだけ頭が良ければ、芸の一つでも仕込んでペットにでもしたいところですが、残念ながら病原菌や飼育場所、においなどの面からあまりペットには適していません。

賢い分とてもよく懐くらしいのですが、基本的に野生動物の飼育は禁止されていますし、ハシボソガラスも飼育する場合は自治体の許可が必要になります。

ハシボソガラスについてのまとめ

ハシボソガラスはハシブトガラスに比べると、繊細で優雅なイメージが強く、見た目も美しいです。

しかしやはりカラスはカラス、日常生活において害鳥となってしまう場合がほとんど。

人間からは嫌われ、ハシブトガラスに地位を奪われ…なんだか少し気の毒になってしまいますね。

(ライター もんぷち)

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