皆さんはヤマネという生き物を知っていますか?

見た目はハムスターのような可愛らしさがあるので女性の方は好きだと思います。

今回はヤマネの生態や飼育方法について紹介していきますね!

謎の多い生き物ヤマネの生態や特長

ヤマネの生息地は、ヨーロッパ・ロシア・アフリカ・中央アジア・中国で

国内では主に、本州・四国・九州・島後に生息しています。

日本にいるヤマネは天然記念物に指定されているくらい珍しい動物なんだそうです!

体長は約8㎝程で尻尾の長さは5㎝くらいあります。

 

野生のヤマネは森林地帯で生活していて、木の上にいる事がほとんどです。

ヤマネはとても器用な動物で、枝を掴んでぶら下がりながら移動したり、逆さまになって忍者のように移動したり、運動神経がかなり優れています。

 

ヤマネが主に食べているものは、果実や花の蜜や小さな昆虫などです。

さて、ヤマネの大きな特徴と言えば冬になると冬眠する事です!

 

冬が近づいて来ると木の上にせっせと巣穴を作り、春が来るまで眠ります。

ヤマネの凄い所は冬眠を始めたら絶対に起きないことです!

 

冬眠中は、体温をギリギリまで下げて体の全ての機能を最小限に保って体力を温存し冬の間中は眠って過ごせるようにコントロールしているんです。

数か月間眠って過ごせるなんて、ちょっと羨ましいです…。

 

暖かくなる春を迎えるとヤマネは目を覚まし、直ぐに繁殖期を迎えます。

妊娠して1ヵ月ちょっとで出産します。一回の出産で3~4匹の子供を産みます。

野生のヤマネの寿命は大体3年~5年とされています。

ペットとして飼えるのはアフリカヤマネのみ!

国内で発見されているヤマネの種類は『二ホンヤマネ』ですがこのヤマネは大変数が少なく貴重な存在である事から飼育目的で買う事は禁止されています。

国内でペットとして販売されているヤマネの種類は『アフリカヤマネ』のみとなっています。

 

小動物専門店やペットショップで販売されています。

※取り扱っていない店舗もあると思うので事前に確認した方が良いでしょう。

その他にも、里親探しのホームページで募集している時もありますよ。

ヤマネを飼育するにあたって準備するもの・飼育方法について

【準備するもの】

  • ゲージ
  • 回し車
  • 給水器
  • 巣箱
  • トイレ
  • 敷きわら
  • かじり木
  • エサ入れ+エサ

ヤマネは夜行性で夜になると活発に活動する習性があるので、行動範囲が狭まってストレスにならないように広めのゲージを与えてあげて下さい。

ヤマネ専用ゲージというのが無いので、自分で選ばなければいけないのですがヤマネはゲージから脱走しやすい生き物なので、その点だけ気を付けてゲージ選びをすると良いでしょう。

 

そして、部屋の気温が15℃以下に下がると冬眠準備を始めてしまうので部屋の温度を25℃くらいに保てるようにして下さい。

エサは果実や昆虫を好物としているので、例えばドライフルーツ・トウモロコシ・ニンジン・ミルワーム・チーズなどを与えてあげると良いですよ!

他にも、鳥のエサなども食べられるみたいです。

 

繁殖させたい場合はメスとオスを一緒のゲージの中で生活させれば簡単に出来ますが、3~4匹は産むので責任持って育てられるか良く考えてからにして下さい。

初めのうちは恐がって近寄って来ないと思いますが、人間に慣れてくると人懐っこくて可愛いので辛抱強く育ててあげて下さいね。

生活環境を整えてあげて大事に育てていれば、室内飼いのヤマネは7~8年生きるとされています。

ヤマネについてのまとめ

今回はヤマネについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?

小さくて愛嬌のある顔がとても癒されますね。

一人暮らしの方やペット初心者の方でも飼いやすい動物だと思いますよ。

ライター MISAKI