アシタカグモ。

名前の通り、脚の長~~い蜘蛛ですが、この蜘蛛が一部のマニア!?の間で話題になっているのだとか。
タランチュラなどの外国のかっこいい蜘蛛たちの仲間入りを果たしたアシダカグモについて紹介していきます。

アシダカグモの特徴と生態

アシダカグモは人家に棲息している大型のクモです。
もともとインド産で熱帯や亜熱帯、温帯地域に多く分布しています。

 

日本では南西諸島に生息しているオオハシリグモに匹敵する最大級のクモ。
灰褐色で多少まだらが入っていて、脚はほぼ全部が同じ長さになります。

 

体長はメスが20~30㎜、オスの方は若干小さ目で10~25㎜程。
脚を広げると、その全長は100~130㎜程になり、CD1枚分の大きさになります。

徘徊性で網を張らず、歩き回って獲物を捕らえます。

 

家の中のゴキブリなどを捕食するので、益虫として喜ばれることもありますが、クモ自体の形状が苦手な人にとっては不快害虫にもなってしまいます。

 

オスとメスの見分け方は大きさの他に触肢を見ればわかります。

触肢の先がぷっくりと膨らんでいれば、それはオスです。

 

アシタカグモは夜行性で、昼間は天井裏や雨戸袋、家具の隙間などに隠れていて、夜になるとあちこちと徘徊して捕食します。
メスは年に2回、6~8月くらいに産卵をします。

 

糸で包んだ卵嚢を口にくわえ子供が孵化するまで飲まず食わずで持ち歩き、孵化直前になると壁に貼り付けて、側で見守ります。
子クモたちは7~10日すると孵化し、風の当たる場所に移動し、腹から糸を出してバルーニングして、飛んでいきます。

 

メスは10回の脱皮、オスは8回ほどの脱皮で1年をかけて成体になります。
その後、寿命はオスで3~5年、メスは5~7年ほどだと言われています。

アシダカグモがペットとして人気なわけ

アシダカグモがペットとして人気が出ている理由の一つは、その大きさ。
タランチュラのような人気のクモほどの大きさはありませんが、見ごたえ十分の大きさを持っています。
ゲージに入れてもそれなりに様になる大きさです。

 

また、俊足で戦闘意識が高く、半年で家の中のゴキブリを壊滅させてしまうほどの仕事人でもあります。
ゴキブリ退治目的にペットとして飼っているわけではないのでしょうが、獲物を捕るときはそれぐらいの俊敏な姿を見ることが出来るのも飼育していて楽しいポイントかもしれません。

 

もう一つは、ゴキブリなどを捕食はしますが、本人!?は意外に清潔だとういこと。
クモが捕食する時に出す消化液には殺菌作用があり、アシダカグモはその液で自分の体も洗うのだとか・・・。

 

比較的見つけやすかったり、エサも調達しやすかったり、何より、もともと日本の家屋にいるクモなので温度管理に神経を張らなくても良い点が、初心者にも飼育しやすいクモとして人気に火が付いたのかもしれません。

アシダカグモを飼おう

アシダカグモの飼育にはゲージとシェルターとエサさえあれば大丈夫。
動きをよく見たい人は大き目のゲージに入れて楽しめばよいでしょう。

 

夜行性なので、昼間は隠れていたいアシダカグモのために何か隠れられる場所や日よけの対策はとらなければなりません。
エサは生きたものしか食べませんので、トンボやバッタなどの生のエサを用意します。

 

これが困難な人はペットショップなどで売っているミルワームでもOK!!
冷凍のものや、死骸は食べないので、ここだけがお世話のポイントになります。

 

後は極端な寒さに注意すること。人の適温がアシダカグモにとっても適温になりますので、まるで自分の子供のように今度管理をしてあげれば、いうことなしです。
家の中で見つけてそのまま飼っている人もいるようですが、ネットでは1000~2000円ほどで販売されていることもあります。

アシダカグモのまとめ

アシダカグモはなかなか清潔好きで、それでいてシャイな仕事人。
ビジュアルだって脚が長くてスリム。

 

それでいてエサ以外の手もかからないのでペットとして人気もある。

皆さんもどうぞお試しください!!

(ライター ナオ)

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