身近なところでよく見かける鳥は、電線だとか木の枝だとか、そういったものに地面と平行にとまっていますよね。

しかし、中には虫のように木の幹に垂直にとまる鳥がいるのです。

 

そんな鳥見たことないし、想像がつかないという人も少なくないはず。

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木の幹にとまる鳥なんて、私が知っているのはキツツキくらいですが、実は他にもいたんです。

それが「キバシリ」という鳥。

 

木の幹なんてすごくとまりにくいだろうに、一体なぜそんなところにとまるのでしょうか。

今回はそんなキバシリの謎について、迫っていきたいと思います。

キバシリってどんな鳥?

キバシリはユーラシア大陸や北アメリカ大陸に生息しており、日本では九州より北の亜高山帯、針葉樹林に生息しています。

冬の間は標高の低い場所に移動しますが、北海道では常に平地に生息している個体もいるそうです。

大きさは11~15cmほどとスズメと同じかそれよりも小さいくらい。

見た目もスズメに似ていますが、褐色の羽に白っぽい斑紋があり、くちばしは細長く湾曲しているのが特徴です。

羽の色は保護色になっているので、よーく見ないと見つけるのが難しいかもしれません。

側面から見るとまだわかりやすいですが、背中側から見ると本当に木と同一化しています。

 

ふと目の前の木を見たら、キバシリがいたのに全然気づかなかった!なんてこともあるそうですよ。

キバシリは長い尾羽を使い体を支え、長い足の指でしっかりと木の幹にとまります。

 

よく観察してみると、キバシリは木の幹を垂直に上るのにかなり適した体になっていますね。

木の枝にとまっている小鳥もかわいいですが、木の幹をちょこちょこ移動するキバシリもかなりかわいい!

 

キバシリは木の幹をらせん状に登ったり下りたりしながら、木の幹に生息するクモやガなどの昆虫やその卵を捕食します。

この様子が由来となって、「木走=キバシリ」という名前が付けられました。

そのまんまですね!

 

巣は木の割れ目や洞に、木の破片などをクモの巣の糸でつないで作ります。

クモの巣を接着剤に使うなんて、賢いですね。

 

基本的には単独かつがいで行動しますが、シジュウカラ等の混群に交じっていることもあるそうです。

(混群というのは、異なる数種類の鳥が一緒になって行動する群れのことです。)

 

鳥って、同じ種類同士じゃなくても群れを作るんですね。

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初めて知りました。

どんな鳴き声?キバシリの見つけ方

先ほど、キバシリは木の幹とよく似た保護色になっているので、見つけるのが難しいという話をしましたね。

体も小さいし、広い森の中で見つけるのは簡単ではありません。

 

それではキバシリを見つけるには何を手掛かりにしたら良いのでしょうか。

手掛かりの一つとなるのがキバシリの鳴き声です。

 

地鳴きは「ツイーツイー」という声なので、その鳴き声が聞こえたら周辺の木をよく観察してみましょう。

さえずりは「ピチピチピイピイチーチーリリリリ…」と甲高くだんだん早くなる声です。

 

ちょっと複雑な鳴き声のため文字だけでは伝わりにくいと思うので、気になる人は動画などをチェックしてみてください。

もう一つの手掛かりは巣です。

 

キバシリは木の割れ目や洞などに巣を作るので、先にそれを見つけておいて巣を出入りするところを狙います。

キバシリ本体を見つけるよりも、巣を見つける方が比較的簡単です。

キバシリ まとめ

キバシリの動きはとても可愛らしいので、ぜひ一度生で見てみたいですね。

ただ、生息は割と局地的で数もそんなに多くないので、探しに行ってすぐ会えるかというと…難しそうです。

 

ただでさえ小さいし保護色で見つけにくいのに。

もしかしたら動物園なんかで見られるかも?と思っていろいろ調べてみましたが、今のところキバシリを飼育している動物園の情報は皆無です。

残念。

(ライター名 もんぷち)

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