海水浴に行った際、砂浜で小さいカニを見かける事がありませんか?

それは砂浜に住んでいる「スナガニ」です。

広~い砂浜で一生懸命生きているんですよ。

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スナガニって何?

スナガニ(砂蟹)とは、スナガニ科に分類される小さいカニです。

名前の通り、砂に住んでいるカニです。

朝鮮半島や台湾などの東アジアの熱帯・温帯域の砂浜海岸に生息しています。

日本では岩手県~九州地方で見る事が出来ます。

川でも河口付近に砂があれば見かける事もあるそうです。

スナガニの特徴

小さいスナガニの甲羅の幅は3cmで、高さは2.5cmぐらいの大きさです。

甲羅は背中側に少し膨らんでいて、長方形の形をしています。

 

はさみは左右どちらかが大きく出来ています。

足は長くてがっしりしていますが、ハサミの大きい方の足が若干大きいです。

 

実はスナガニは視力がとってもいいんです。

眼がとても大きく、細長い形をしています。

キッとつりあがった眼はカマキリのようです。

 

ちなみにスナガニが巣穴に入るときには、眼を倒して、眼の横のくぼみに眼を隠すんですよ。

大きい眼が邪魔になるのかな?

スナガニは体の色を変えられる!

スナガニが普段のんびりしているときの体の色は、赤一色です。

ですが周囲に敵がいたり、怯えていると黒褐色の色になります。

スナガニは周りの状況で体の色を変えられるので、砂のような黄褐色や透き通ったような透明の色の時もあります。

スナガニは何を食べるの?

スナガニには歯がないんです。

主に砂の中の有機物や藻類を食べています。

 

ですが、砂浜に生息する小動物や産まれたばかりのウミガメの子どもを食べる事もあるそうです。

警戒心の強いスナガニは、いつでも逃げられるように、巣穴の入り口で食事をするんですよ。

スナガニの巣穴

満潮の時に水が来るか来ないかという微妙なあたりの砂浜に巣穴を作ります。

直径3cm、深さは20cm~1mの巣穴を掘ります。

 

巣穴の周りには掘った砂が積み上げられていて、砂団子が見られます。

巣穴の入り口の砂が湿っていたら、スナガニが巣穴に入っています。

 

ちなみに、親戚のコメツキガニよりも高いところに、コメツキガニよりも大きな巣穴を掘るんです。

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負けず嫌いなのかしら・・・。

スナガニの警戒心

夜に活動する事が多いスナガニですが、夏場は昼間に巣穴を作ったり、餌を採ったりします。

昼間活動しているスナガニはとっても警戒心が強いんです!

 

自分の近くに動くものがいるとわかったら、素早く巣穴に逃げ込みます。

10m先に大きくて動くものが見えても逃げます。

眼が良いので見えるんです。

 

巣穴の数メートル以内に人間がいると、物音がしている間はまず出てきません。

物音がしなくなったら、5分以上経ってからそぉーっとそぉーっと周りを警戒しながら巣穴から出てきます。

足がとても速いスナガニ

スナガニは、カニの中で走るスピードがトップクラスと言われています。

かなりすばしっこくて、とっても足が速いんです!

 

スナガニを追いかけると、ものすごいスピードで逃げていきますよ。

人間の小走りくらいのスピードがあると言われていて、方向転換も瞬時に出来ます。

爆走しているスナガニを人間が素手で捕まえることは無理だと言われているほどです。

スナガニと人間のつながり

スナガニは食べられます!

そしてスナガニを食べると足が速くなると言われています。

 

スナガニのから揚げはとっても美味しいですよ。

また、スナガニは飼育する事も出来ます。

 

飼育はやや難しいですが、小さくてかわいいスナガニに癒されますよ。

近年は海の汚染や砂浜が少なくなったことで、スナガニの数が少なくなっているそうです。

 

小さくても一生懸命生きている「スナガニ」の為に、何かできることはないでしょうか。

油を排水口に流さない、海水浴に行ったらゴミを捨てないで持ち帰るなど、まずは海を綺麗に保つことから始めてみませんか?

(ライター 雲呑)

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