とても美しく浮いて、人の疲れた心を癒してくれるクラゲ。

そんなクラゲのなかでも神秘的でとても綺麗なカラーをしている「ギンカクラゲ」

近年、日本の浜でも大量発生しているんです。

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「ギンカクラゲ」とは?

「ギンカクラゲ(銀貨海月)」とは、刺胞動物門ヒドロ虫綱ギンカクラゲ科に属してるクラゲです。

大きさは4cm程の小さめの大きさで、UFOのような形をしています。

 

世界の亜熱帯・黒潮海域に生息しています。

日本では、本州中部以南の太平洋岸で見られます。

特に、台風などの強い風が吹いた後の海岸でよく見られます。

「ギンカクラゲ」の気泡体

ギンカクラゲの円盤のような中心部分は白色や銀色をしています。

この中心部分が銀貨に似ているので「銀貨クラゲ」と名前が付けられたそうですよ。

 

大根の断面やコンタクトレンズにも見えるような・・・(笑)

円盤のような銀貨のような中心部分は”気泡体”と呼ばれます。

 

気泡体は甲殻類の殻と同じ、とっても硬いキチン質で出来ています。

ギンカクラゲはクラゲなのに硬いんですよ。

 

気泡体の表面は円錐のような突起があります。

そして気泡体の内部は壁で仕切られているたくさんの気嚢があります。

ギンカクラゲは自力で泳ぐ事が出来ません。

 

ですが気泡体が浮きの役割となっているので、海面をフワフワと浮くことが出来ています。

波や風の流れに身を任せて浮いているんですよ。

「ギンカクラゲ」の感触体

クラゲの足とも言いましょうか、たくさん広がっている足は青い色をしています。

これがとても美しくて綺麗です。

 

青いスカートが舞うように、ヒラヒラさせながら優雅に浮いて見えます。

このギンカクラゲの足のことを”感触体”と言います。

 

この感触体にはそれぞれ、数十本の有頭触手と言われているものと毒針が付いています。

感触体の間からは大栄養体と小さな栄養体がぶら下がっています。

「ギンカクラゲ」は群体

実はギンカクラゲは、1匹の体ではありません。

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たくさんの個体が集まってギンカクラゲが出来ています。

 

このことを「群体」と呼びます。

クラゲには脳も神経もないのですが、ギンカクラゲに集まっている個体はそれぞれの役割分担をしています。

 

浮いたり、餌をとったり、消化したり、生殖したりしているんですよ。

周りの環境や生きていくための状態が悪くなると、個体はバラバラに離れます。

離れるとそれぞれは死んでしまい、ギンカクラゲは死んでしまいます。

「ギンカクラゲ」の天敵

芸術作品のように美しいアオミノウミウシは、ギンカクラゲを餌としています。

アオミノウミウシはギンカクラゲの毒なんて関係なく、夢中になって食べます。

 

食べつくすことはないですが、ギンカクラゲにとっては邪魔者ですね。

ギンカクラゲとアオミウミウシが一緒にいるところを見ると、とても美しくて引き込まれるほどの情景なんですけどね。

「ギンカクラゲ」の毒について

ギンカクラゲには毒があります!

ギンカクラゲのフワフワと揺れる青い感触体に触れてしまうと、毒針で刺されてしまいます。

 

ギンカクラゲに刺されると、ちくりと痛みを感じます。

毒性はとても弱いので、刺されたからといって死んだりすることはありませんが、刺されたところが腫れたり、呼吸困難になったりすることもあります。

 

肌の弱い人や、アレルギー体質の方は注意が必要です。

砂浜でキラキラ光る青いものを見つけても、素手では触らないようにしましょうね。

 

UFOのような形で、外国では「青いボタンのクラゲ」とも言われているとってもかわいいクラゲです♪

飼育はとても難しいと言われていますが、チャレンジしてみるのもいいかもしれません。

神秘的で美しいギンガクラゲに癒されたいですね。

(ライター 雲呑)

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