「ムネエソ」という名前を聞いたことがあるだろうか?

聞きなれない名前?そうかもしれません。

でも、一度その顔を真正面から見たら、きっと忘れられなくなりますよ。

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ムネエソって?

ムネエソは「ワニトカゲギス目」に所属する深海の魚です。

体長は12㎝ほどで、太平洋やインド洋、大西洋等の広い範囲に生息しています。

 

「ムネエソ科」には2種類あり、その一つは「キュウリエソ亜科」でもう一つは「ムネエソ亜科」ですが、その両者とも合わせた生息域は水深50~1500mと幅広く、どちらも海底からは離れた中間層にいることがわかっています。

ムネエソの生態

ムネエソの多くの種類は不活発で深海の中間層をフワフワと漂っているという感じ。

それでも、一応自分で捕食はしていて、主に甲殻類や動物性のプランクトンをエサとしています。

 

頭や胸、エラなどに発光器を持っていて、体がキラキラと光るのが特徴。

体は扁平で平べったく、鱗の一枚一枚の向きを変えることで敵の目をくらますという技を持っています。

 

また、腹部の発光器の光量を調節することで下方から自分の影を認識できないようにする高度なテクニックも持ち合わせているようで、身を守るためにあの手この手で敵の目をごまかして暮らしている魚です。

正面の顔はムンクの叫び!?

横から見ると小さなちょっとキラキラ光る魚ですが、ムネエソが不気味とか、怖いと言われる理由は正面に回った時!

正面からムネエソを見ると、体の厚みがほとんどないので目がギョロッと飛び出して見えます。

 

おまけに、パクリと口を開けると、まるで暗闇の中に目と口だけが独立して存在しているのかのよう。

「これ、この不気味さ、どこかで見たことある・・・・」と思っていたら、そう、かの有名な絵画、ムンクの叫びの手のない版。

手を使わないで目と口だけでその叫びを表現している、「エソの叫び」!

 

いやいや、そんなものではすみません。リアリティがある、というかリアルそのものなので、生きた「叫び」です。

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もし、ムネエソが言葉を話せるのなら、一体どんなセリフがその口から吐かれるというのか、想像もつかないほど、恐ろしい顔で何かを叫んでいます!?(実際は叫んでいるわけではありません)

深海にいる怖い顔の魚

まだまだ謎に包まれている深海の世界ですが、それでも現在まで発見されている深海魚の中には怖い顔をした魚たちが結構いるものです。

例をいくつか紹介していきます。

ミツクリザメ

日本の駿河湾や相模湾などにも多く生息していると考えられるサメの一種。

 

大きく突き出したツノのような吻の部分にセンサーが装備されていて、獲物を感知するのだそうですが、その風貌は何ともグロテスク。体長も600㎝ほどあるというのだから、不気味さが増します。

サキャスティック・フリンジヘッド

お前は襟巻きトカゲか!!!と思わず叫んでしまうような(たとえが古い!?)深海の魚。

縄張り意識が強く、とても攻撃的で、一旦起こると自分の体の大きさを超えるほどに口を開けて威嚇します。

 

30㎝ほどしかない魚とは思えないド迫力!!

目がぎょろっとしていて、くちが大きいことを知ってしまうと、普段の顔さえ怖く思えてくるのは私だけでしょうか?

スターゲイザーフィッシュ

「星を見あげる魚」ってなんだかロマンティック~~~それに名前の響きも何だかかっこいい!

 

ところが、実際は完全に名前負け!?わざとじゃないのその顔、作ってない?って言いたくなるくらい。

飛び出した目玉にへの字の口、砂から出したその顔は怖いを通り越して、怒りさえわいてきちゃうような顔つきです。

真上に通りかかった獲物を丸のみするんだとか・・・なんだよ名前の感動返して!って感じです。

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