今回は知ってる人はよく知っているかも知れない、ゴライアスバードイーターについてです。いわゆる、毛の生えた巨大な毒蜘蛛です。

ゴライアスバードイーターのプロフィール

タランチュラの仲間で、毒蜘蛛の中では最大級だそう。

体長約10㎝、雌は12㎝を超えるらしく、30cmを超える個体も発見されています。

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脚は太くずんぐりしており、しかも毛深い。体の色は茶系、毛は薄いベージュです。

 

和名では、オオツチグモ科のルブロンオオツチグモといいます。

「バードイーター」とは、タランチュラの他種が18世紀の彫刻に蜘蛛がハチドリを食べているところが彫られているところから、そう呼ばれるようになったようで「大きいタランチュラ」を「バードイーター」とする事もあるみたいですね。「ゴライアス」は巨大な生き物につけられる名前のようですね。例えば、ゴライアスタイガーフィッシュのように。

 

本当にバードをイートするかというと、ちょっとはっきりしません。

彼らの主食は、意外にも節足動物や脊椎動物などの小型の生き物のようです。

蜘蛛としては立派な体躯でありますが、つつましい食生活を送っています。

メスはご長寿、ゴライアスバードイーター

このような生物がその辺りを這いずり回っていたら、うっかりお買い物にも行けませんが、ありがたいことに彼らの棲み処は熱帯です。

主に中米の熱帯雨林に生息しています。

 

寿命が長いのも特徴で、オスは3~5年、メスは15年以上生きるそうです。

この極端な命の差は何なのか、と思いますが、オスは交尾後に亡くなる事が多いらしいですね。

大変お気の毒です。

ゴライアスバードイーターの育ち方と棲み処

幼虫の間は、母蜘蛛と一緒に土の下の穴の中で暮らします。

子蜘蛛になるまで2~3年かかります。

 

成長すると、土の中から出てきて獲物を探します。

彼らは地面の上を夜間動き回る徘徊性の蜘蛛で、土の中に穴を作り生活しています。

気になる彼らの毒性、主に毛について

タランチュラの仲間というと、巨大な毒蜘蛛!というイメージがあるかも知れませんが、どうやら不正確なようです。

長い間キョーレツで猛毒な毒蜘蛛と言えば、真っ先にタランチュラだと思っていました。

 

ごめんね、バードイーター。

世の中にはもっと猛毒の生き物がたくさん存在するんですね。

 

毒は、蜘蛛に特有の鋏角(きょうかく)から出されます。

頭に付いている角は、獲物を捕らえ、引き裂くためのものです。

 

獲物を嚙み切り角から毒腺を通じて毒を出し、捕食します。

人間に対する毒性はさほど強いものではありません。

 

噛まれたら痛いことには変わりませんし、相応の処置が必要ではありますが。

それより問題なのは、角の毒より腹の毛です。

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バードイーターの腹の毛に注意すべし

危険を感じると、様子や体の毛に変化が見られます。

長く太い後ろ足で腹を蹴るような、もがくような動作が見られ、その後「刺激毛」と呼ばれる細かい毛が周囲にばら撒かれます。

 

この刺激毛が、目や口唇などの粘膜に触れてしまうと大変です。

痒みなどを伴う症状が長い期間続くそうです。

特効薬みたいなものは今のところなさそうです。

とまれかくまれ、バードイーターを危険にさらしてはいけません。

バードイーターの暮らし方

日が暮れてから活動する為なのか、昼間はわりあいぼんやりしているようです。

何を考えているのでしょうか。

 

暗くなったらどこをうろうろしようかな、とかそんなところでしょうか。

現地の人たちとバードイーターの関係

南米北部のある地域ではバードイーターを貴重なタンパク源として、食べる事もあるそうです。

もちろん毛は取り除いてから調理するそうです。味覚には個人差がありますから、どうとも言えませんが案外美味だそう。

共同生活者としてのゴライアスバードイーター

蛇や爬虫類がお好きで、飼育される方も増えましたよね。ただ、蜘蛛を飼っている、というとそこはかとなく玄人感が漂います。

 

ゴライアスバードイーターの場合、熱帯出身なので高温多湿な環境を好みます。

水もたくさん必要になります。昨今の日本列島が温暖化し過ぎているとしても、雨季や乾季があるわけではありません。

 

彼らは鬱蒼とした熱帯雨林から遠路はるばるやってきます。

気候も環境もまったく違いますから、些細な事が命にかかわる事も予想されます。

よしんば彼もしくは彼女が大きい毒蜘蛛であれ、慣れない外国暮らしです。

 

意に沿わない事も多々あるでしょうし、繊細で継続的なお世話を要します。

飼育は簡単ではないと思います。

また、ゴライアスバードイーターは見た目より温厚な性質のようですが、時には自分より体が大きいトカゲや毒蛇に立ち向かう事もあり、一緒に飼う動物には注意が必要です。何事も相性ってありますし。

 

お客様がいらっしゃる際には、「毛がある蜘蛛なんだけどさ、ゴライアスバードイーター飼ってるんだよね」と前もって言っておいた方が無難でしょうかね。

あと、「怒らせるなよ」だとか。

(ライター:おもち)

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