羊のような毛をまとう「ジャコウウシ」は悪臭が酷いらしい。

ヒツジやアルパカなど、毛がもっふもふの生き物ってかわいいですよね。

 

動物園などで見かけると、抱きついてそのもふもふ具合を堪能したくなっちゃいます。

スポンサーリンク

実際に触ると結構ゴワゴワしていて、そこまで気持ちいいものでもないんですが…。

 

まーでも、もふもふの見た目がかわいいことに変わりはありません!

しかし自然界には、ヒツジ並にもふもふのくせにかわいくない、むしろ厳ついやつもいるんですよ。

それが「ジャコウウシ」。

「綿」とか「雲」とかそんなイメージのヒツジなんかとは違って、「岩」ってイメージの方が近いです。

もふもふなのに岩ってどういうこっちゃ。

今回はそんなジャコウウシについて迫っていきたいと思います。

ジャコウウシってどんな動物?

ジャコウウシはカナダ北部やデンマークに生息している牛です。

とても寒い地域に生息しているので、長くかたい上毛と柔らかい下毛に全身を覆われています。

 

そんな寒いところに棲んでいるのなら、ジャコウウシのあのもふもふの見た目も納得。

むしろあれくらいもふもふしてなくちゃ、凍えてしまいますね。

 

なんとこの毛、氷河期を生き残ったほど高性能なんです。

体長は2m~2.5m、体重は260kgから大きいオスで600kgを超えるものも。

 

先が釣り針のように尖ったごつい角が、頭頂部を覆うように生えています。

この立派な角、見掛け倒しではないんですよ。

 

オス同士の戦いでは、なんと全速力で助走をつけて頭突きをし合うのです。

しかもどちらかが諦めて戦意喪失するまで何度も何度も。

 

気になる人は動画を見てみてください。

人間がくらったら一発で即死レベルです!

スポンサーリンク

強い動物と言えばトラやライオンなどの肉食獣を思い浮かべますが、ジャコウウシのほうが強そうな気がします。

ジャコウウシの「におい」

ジャコウウシは漢字で「麝香牛」と書きます。

麝香というのはジャコウジカの腹部にある香嚢という部分から得られる分泌物を乾燥して作られた香料の事です。

 

とても甘い香りを放つため、香水の材料としても使われているんですよ。

ジャコウウシのオスは繁殖期になると、この麝香に似た液を眼下腺や蹄腺から分泌することが、名前の由来だと言われています。

 

ということは、ジャコウウシってすごくいい香りがするのでは?と思われるかもしれませんが、残念ながらいい香りはしません。

似ているというだけで麝香そのものではありませんし、ジャコウウシの分泌物は尿と共にマーキングをするために使われるので、そのにおいは強烈です。

 

近くで嗅ぐと目に染みるレベルでにおうんだとか。

確かにあのもふもふした毛自体も結構においそうなのに、それに尿やら分泌物のにおいやらがプラスされるとなると…想像しただけで鼻が痛くなりそうです。

子供は大切に…ジャコウウシの親心

ここまでで、「怖い」だの「臭い」だのというマイナスイメージがついてしまったジャコウウシですが、実はとっても子煩悩で優しい一面も。

大きくて強いジャコウウシですが、小さな子供はオオカミに狙われることがあります。

 

そんな子供を守るために、大人のジャコウウシたちは外側を向いて円陣を作り、その中心部に子供たちを入れて守るのです。

まさに鉄壁の防御。

 

これを破って子供を襲うなど並大抵のことでは不可能。

オオカミが来ようが子供たちは安心して過ごすことができますね。

ジャコウウシ まとめ

実はジャコウウシの毛は「キヴィアック」と呼ばれる最高級の素材なんです。

幻の素材とも呼ばれるほど希少なもので、そのため目玉が飛び出るほどのお値段だとか。

 

でも氷河期を生き残れるほどの毛だから、あったかそうだしお値段だけの価値はあるのかも。

一度お目にかかってみたいです。

絶対に買えないでしょうけど…。

(ライター名 もんぷち)

スポンサーリンク