ちょこまかした動きと4つの並んだ目玉。気持ち悪がられることの多い蜘蛛ですが、なぜかハエトリグモは可愛らしいと人気があります。中には、ペットとして飼う人も!!??

ハエトリグモって?

ハエトリグモは世界中で5000種類もいるといわれている、巣をつくらない徘徊性の蜘蛛です。

主に熱帯地域を中心に生息していますが、日本にも180種類ほどが生息していると言われています。

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基本的に肉食で、小さな昆虫などを捕食しますが、中には草食性のものもいる珍しい蜘蛛です。

ハエトリグモの種類

家屋で見かけることもよくあるハエトリグモは、アダンソンハエトリ、チャスジハエトリと言って、どちらも体長は10㎜程です。

他に、家の外壁にいるのはシラヒゲハエトリという種類が一般的。

平地の山野に多くいるのはネコハエトリ、マミジハエトリ、地上ではアオオビハエトリ、ウデブトハエトリなどがいます。

海岸にはイソハエトリという蜘蛛もいて、種類によって生息域が全く違います。

昔から子供たちの遊びとしても活躍していたヤハズハエトリ類は細長い形をしています。

ススキ類の植物を好むため、農村の民家周辺の茅を集めていた場所に多く生息していました。

ハエトリグモの特徴

脚は4対で短めの触肢がついています。子供の時は黄褐色をしていて、大人になるにつれ茶褐色になっていきます。

最大のポイントは4つの目玉があること。

立体的な台形のような頭部の中央に大き目の目玉が二つと、その両脇に小さめの目玉が2つついていますが、4つも目玉がある割には視力はそれほど良くなく、背面を見る時にはきちんと振り返ってみるような動作が確認されています。

獲物を捕らえる時にもぎりぎりまで近づいてとびかかる方法をとります。時にはジャンプして捕らえることもあり、ジャンピングスパイダーの異名を持っているほど。

 

目が悪いため、繁殖時の求愛行動なども、蜘蛛にしては大胆な動きです。

オスはメスを見つけると前足や触肢を振り上げてまるでバンザイをしているかのようなポーズをとります。脚で床をトントンとたたくしぐさや脚を擦らせる動きなども求愛行動の一つと言われていて、その動きが可愛らしいと話題になっているようです。

ハエトリグモとダニ

ハエトリグモのエサの一つがダニです。日本に生息しているダニは沢山の種類がいて、ハエトリグモよりも体長の大きいものも沢山います。

日本で家の中によくいるダニとして代表的なのはイエダニですが、実際にハエトリグモがイエダニを捕獲しているところを見ようとするのは至難の業のようです。

また、ハエトリグモを家の中に置くことで、ダニ退治になるほどの驚異的な存在ではないようです。

ハエトリグモとハエ

ハエトリグモはその名前にもついているようにハエも捕食します。

自分よりも一回りも大きな体のハエを捕獲したような映像もあり、もしかしたらハエを捕るのは上手なの????と思ってしまいます。

ハエトリグモは動いているものに向かっていくという本能があるらしく、とびかかる瞬間や移動の瞬間はとても素早く一瞬で獲物を押さえつけてしまいます。

ハエトリグモとゴキブリ

ハエトリグモはゴキブリのような背中がエナメル質の硬めの甲虫も捕食します。

これまた自分よりも何倍もある大きさのゴキブリでも、一度動かなくして、そこからゆっくりと食べていくようです。

ハエトリグモが4つの目を輝かせて!?ゴキブリを食べている姿はなかなか不気味なものがあります。

ハエトリグモの飼育

4つの目玉と動きのかわいらしさから、ペットとして自宅で飼っている人も多いハエトリグモ。

そんなハエトリグモの動きを楽しむためにはあまり大きな水槽を使用しない方がいいようです。

ペットボトルや味噌の空き容器など、生息空間は狭い方がハエトリグモにとっては、無駄に動かなくて済むし、飼っている側としてもエサの捕獲風景を見られる頻度が増します。

もっと小さな容器で飼っている人もいるようで、ハエトリグモにとって「空間」はあまり必要ないようです。

ただし、いくら狭いとはいえ、適度な湿度は必要で、脱脂綿を水に濡らしたものを一緒に入れて、乾燥を防ぐことは重要のようです。

ハエトリグモのエサ

ハエトリグモはエサに関して飼育が簡単なものと難しいものがいるようです。

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難しいハエトリグモは個体によってエサの好みが色々だそう。

これは生息していた場所にあるエサに関して遺伝情報が様々だから・・・?と考えたりしますが、とにかく、比較的飼いやすいハエトリグモはネコハエトリ、ミスジハエトリ、チャスジハエトリ、アダンソンハエトリ、マミジハエトリだそう。逆に飼いずらいのは、アサヒハエトリやアオオビハエトリ。

飼いずらいアサヒハエトリやアオオビハエトリを飼うときには根気強く、彼らの好みのエサを探し続けること、与え続けることが必要になります。

エサが一時的に不足したり、与えることができない場合は砂糖水で代用がきくようです。

脱脂綿に砂糖水を含ませたものを飼っている容器の中に入れておくと、空腹を砂糖で紛らわせます。

 

エサの捕獲が最大のポイントになりますが、ハエトリグモは動いているものに飛びつく習性があるので、生きている虫を与える必要があります。

弱って動かなくなってしまっていてもだめ。元気な虫です。

ダニやガガンボ、コオロギや蛾など、飼育の難しくない方のハエトリグモは大抵エサを選ばずに何でも食べてくれるので、エサ確保も比較的簡単です。

ただ、それは昆虫が沢山いる春から秋までの話。冬になると昆虫たちを簡単に捕まえることができなくなってしまいます。

そんなときはショウジョウバエの出番です。

もちろん、ショウジョウバエも冬の寒い時期にはいなくなってしまいますが、容器の中で簡単に増殖させることができますし、何より家にあるもので簡単におびき寄せることができるので、便利です。

要は熟したり腐りかけの食べ物を置いておけばよいだけ。ペットボトルの中にバナナや果物を入れておけば、自然にショウジョウバエは集まってきます。

アマゾンではショウジョウバエそのものも販売されていたり、そのショウジョウバエを飼育容器に移すグッズなども販売されています。

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ハエトリグモの飼育の楽しみ

ハエトリグモを飼育するのなら、彼らの特徴であるジャンプしてエサをゲットする瞬間や、求婚の合図を相手に送っている瞬間などをみてみたいですよね?

まず、ジャンプしてエサをゲットするところを見たい時にはできるだけ細長い容器の中で飼うことがいいようです。

ショウジョウバエなどを入れた時にハエトリグモが垂直にジャンプする姿を見る確率が上がります。

また、求婚の動きを見るためには雄雌のハエトリグモを同じ容器に入れておかなければなりませんが、時々共食い行動もみられるので、それには注意が必要です。

また、同じ種類のオスとメスをそろえるのはちょっと難しいかもしれません。

そんな時は鏡を容器の中に入れてみると、ハエトリグモが鏡に映った自分の姿を他のハエトリグモと間違って大きな動きをしだすようです。

ただ、これは求愛行動とは違って、相手を威嚇している動きなのだとか・・・・。

ハエトリグモのまとめ

他の蜘蛛とはちょっと風貌や動きの違うハエトリグモ。

家の中でみつけたら、追い出したり、殺してしまったりせずに、ちょっと観察してみてはいかがでしょう?

ちなみに、ハエトリグモは懐きやすいと言われることもありますが、あれは「動くものに反応する」という、本能的な行動なのだとか‥‥残念!!

(ライター ナオ)

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