日本ではお菓子にもなっているほど子供たちにも人気のコアラ。

大きな鼻とモフモフした毛が何とも愛らしい動物ですが、実はカンガルーと同じお腹にポケットを持つ有袋類だって知ってました?

コアラの生態

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コアラはオーストラリア東部の一部の地域に生息していて、体長は60~80k、体重は4~15kほど。

灰褐色で、お腹部分は白っぽくなっています。5本の長い指を持っていて、1指と2指とそれ以外の3本の指が向かい合ってついているので、しっかりと枝を握ることができます。

 

主にユーカリの木の上で生活しますが、巣をつくることはありません。

ほとんど地上に降りることはありませんが、木を移動するときなどは四足歩行で移動します。

ユーカリの葉だけを食べて生活している特殊な食性です。

 

単独で行動していることが多く、繁殖期と子育ての時期以外は一頭でいます。

一日のほとんどの時間を寝て過ごすことでも有名なコアラですが、夜には4時間ほどかけてユーカリの葉を食べ続け、これがコアラのエネルギー源の全て。

もともと栄養分がそれほど豊富でないユーカリなので、極力消費を減らすために寝続けるということなのでしょう。摂取以上のエネルギーを使うと死んでしまうのだとか・・・・。

愛らしいポワンとした見た目とは相いれないデリケートな一面を持っていたりするんです。

コアラの好きなユーカリの葉

コアラの好きなユーカリの葉にはタンニンや油分が含まれていて一般的な動物はこのタンニンを好みません。

コアラはこの毒素を2mほどもある長い長い盲腸でゆっくりと発酵させて消化します。

この半未消化状態の物質をパップといい、これがそのまま離乳食にもなるというわけです。

 

こんな特殊な臓器を持つように進化したのも、敵をつくらない唯一無二の存在になるため。

動物たちの生きる知恵を感じます。

コアラの名前の由来

コアラはアボリジニーの言語のダルク語で「水を飲まない」という意味があり、その名前の通り水を飲むことをしません。

ただ、ユーカリの葉に含まれている水分だけで体内の水分を補っています。

コアラの子育て

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コアラは35日の妊娠期間を経て、一頭を出産します。

産み落とされてすぐの赤ちゃんは自分で育児嚢と呼ばれるお母さんのおなかについているポケットまで移動し、その中についている乳首を探し当てます。

ポケットはカンガルーとは逆に下向きについているので、ちょうど大きなフードを頭からかぶせられたような状態です。

 

6か月間この中で母乳で育ったコアラはお母さんのお尻に直接顔を近づけてパップを食べます。

 

26~27週ぐらいになると育児嚢から出ることも多くなり、体重が1kぐらいになる頃には育児嚢に戻ることはなくなります。

 

体重が2kを超えるころにはお母さんコアラの背中におんぶして過ごすようになり、1年を超える頃になると乳離れします。天敵のいないコアラですが、この時期だけは猛禽類やヘビなどに襲われることもあるようです。

2年が経つ間に、オスはメスと数キロ離れた場所に移動し、その後5年ほど経つと性成熟、その後15年ほど生きるのだとか。メスの方は性成熟が早く、2年ほどで子供を産める体になります。毎年出産し、15年ほど一年に一頭の出産を繰り返します。

コアラと人間の関係

オーストラリアの先住民、アボリジニーたちはコアラを食用として食べていたそう。

その後ヨーロッパ人による毛皮目的の乱獲が始まり、数が激減した時代があり、今ではオーストラリア政府により、手厚く保護されています。

 

ところが、逆にこの保護のおかげで孤立した島などではコアラが繁殖しすぎて今度はユーカリの食害が問題になっているのだとか・・・。

ほんとに人類って奴は生態系の緩やかな流れをめちゃくちゃにするのが得意なわけで・・・・

日本の動物園でも人気のあるコアラ

日本でコアラの繁殖に成功したのは1980年の鹿児島県の平川動物園が初めてで、2016年時点でコアラのいる動物園は8つほど。

飼育数の減少から各動物園が共同で繁殖に力を入れているそうです。

コアラをじっくりと見たことがない方はぜひ、埼玉県こども動物自然公園、横浜市立金沢動物園、淡路ファームパーク、大阪市天王寺動物園、神戸市立王子動物園にお出かけください!

(ライター ナオ)

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