「ゾンビバエ」って知っていますか?

名前からして怖い感じですが、このハエ、とても恐ろしいハエなのだそうです。

 

日本で一時期有名になった「ヒアリ(火蟻)」と深い関係があるそうです。

そんなゾンビバエの生態と、ゾンビバエの処刑方法について詳しく調査していきたいと思います。

ゾンビバエとは?

ゾンビバエというのは、通称名になります。

ゾンビバエの正式名称は「アポセファルス・ボレアリス(Apocephalus borealis)」といいます。

 

ゾンビバエはノミバエの一種で、ノミバエは生ごみや腐った水たまりに卵を産むハエです。

ノミバエは日本でもよく見ることができます。

 

ゾンビバエの生息地は主に南米アマゾンです。

他にはカリフォルニア州やワシントン州、オレゴン州などで目撃されています。

ゾンビバエの生態

ゾンビバエは0.6~1.5ミリの大きさです。

ヒアリの4分の1の大きさになります。

 

黒色や黄褐色の体の色をしています。

ゾンビバエはヒアリやミツバチに寄生してヒアリやミツバチを乗っ取る怖いハエです!

 

ということは、ヒアリの天敵であるということになります。

実際、ゾンビバエの生息地であるアマゾンでは、ヒアリの生息密度がアメリカの5分の1~10分の1になるそうです。

 

ですので、ヒアリを退治するにはゾンビバエを導入せよ!との声もあるほどです。

ゾンビバエはヒアリやミツバチの出すフェロモンを察知して近づきます。

 

ヒアリに近づいて針を刺します。

2~4秒針を刺したら寄生完了!早すぎです!

それから1度に200個ぐらいの卵をヒアリに産み付けます。

ゾンビバエの成長

ゾンビバエはヒアリに200個ぐらいの卵を産み付けます。

その卵はヒアリの体内で孵化します。

 

寄生されたヒアリやミツバチからは、だいたい1~数十匹の幼虫が出現されるそうです。

孵化したゾンビバエの幼虫は、ヒアリの体液を吸って成長します。

 

そして脳を目指します。

この時のヒアリやミツバチは、ちょっと様子がおかしくなって、変な動きをするみたいです。

 

脳に到着すると、脳を食べながら酵素を分泌します。

そして最終的には頭部内を溶かしてしまって、ヒアリの頭が落ちてしまいます。

 

ヒアリの頭がスパッと落ちると、そこからたくさんのゾンビバエが巣立って飛び立っていきます。

ヒアリやミツバチに寄生してから、28日間ぐらいで飛び立ちます。

ゾンビバエの処刑方法

ゾンビバエはヒアリやミツバチに寄生して、体を乗っ取ります。

これがゾンビバエのヒアリやミツバチに対する恐ろしい処刑方法になるんです。

 

寄生されたヒアリが脳を食べられると、頭がスパッと落ちますよね。

その時ヒアリは頭を失うのですが、ヒアリは生きて動き続けるのだそうです。

 

まさにゾンビです!

めちゃくちゃ怖いじゃないですか!!

この、ヒアリの落ちた頭の中から、成長したゾンビバエの成虫が現れる動画がインターネットで観られるそうなので、勇気のある方はどうぞ。(結構グロいそうです)

ゾンビバエは人間に寄生するの?

ゾンビバエはヒアリやミツバチのフェロモンに反応して卵を産み付けます。

ですので、ゾンビバエが直接人間に寄生することは無いようです。

もちろん、人体への被害はまだ報告されていません。

ゾンビバエの処刑方法についてのまとめ

ゾンビバエの生態と、ゾンビバエの処刑方法について詳しく調べてきましたが、いかがでしたでしょうか?

ゾンビバエの正式名称は「アポセファルス・ボレアリス」といいます。

 

ゾンビバエはヒアリに寄生して、ヒアリやミツバチを乗っ取り、成長します。

ヒアリやミツバチをゾンビのようにさせるゾンビバエ。

人間に寄生することはないので、安心してください。

(ライター 雲呑)