暖かい季節になると、どこからともなく湧いてくる「ホシチョウバエ」。

特にトイレなどの水回りに良く発生しますが、とても鬱陶しいのでどうにか駆除できないかと頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。

 

お客さんが来た時にもトイレは使うので、なるべく虫などいない状態にしておきたいですよね。

そこで今回は、ホシチョウバエの生態や駆除方法などについて見ていきましょう!

ホシチョウバエってどんな虫?

ホシチョウバエは世界各地に生息しており、日本でも北海道から沖縄まで全国的に分布しています。

排水口、下水溝、浄化槽、汚れた河川などの汚水を好むため、家庭でもトイレやキッチン、風呂場など水回りに発生することが多いのが特徴。

 

成虫の大きさは1㎜~3mmととても小さいので、ちょっとした隙間からでも簡単に家の中に入ってきてしまいます。

ホシチョウバエの活動時期は4月~12月頃の暖かい季節で、寒い時期にはあまり見られません。

 

一番多いのは春から初夏にかけてで、気付いたら家の中に大量発生していることもしばしば。

ただし、常に暖房の効いている施設などでは、冬場でも見かけることはあります。

 

彼らはとても成長が早く、卵は二日ほどで孵化し、約二週間で蛹になった後は、二日ほどで成虫へと羽化します。

目につくものを片っ端から退治して行っても、数日後には元通り…というのは、おそらく次々と新しいホシチョウバエが生まれている証拠。

 

繁殖場所を断たない限りは、いくら目につく成虫を退治しても、あまり意味はありません。

ホシチョウバエの効果的に駆除するためには、一体どうしたら良いのでしょうか。

ホシチョウバエを駆除するには?

ホシチョウバエを効果的に駆除するには、まず「幼虫」がいる繁殖場所をある程度特定しなければなりません。

どのあたりが一番多いかというのをよく観察すれば、おのずと場所は絞れるはず。

 

お風呂場のヌメリや、キッチンの三角コーナーの裏、排水口など、汚れのある場所は特に念入りにチェックしましょう。

場所が特定できたら、そこをピカピカに掃除することから始めます!

 

排水口の奥など手が届かない場所は、殺虫剤を使って駆除しましょう。

薬剤を十分にホシチョウバエの幼虫に行き渡らせるためにも、ある程度場所を特定することは必須です。

 

幼虫駆除ができたら、成虫の駆除も並行して行います。

そうしないと、イタチごっこになってしまいますからね。

数が多いとスプレータイプの殺虫剤などではなかなか追い付かないため、ハエ取りリボンやバルサンなどを使用するのが効果的です。

ホシチョウバエを予防しよう!

ホシチョウバエの発生を防ぐためには、まず何と言っても「清掃・清潔」が重要です。

発生源となりそうな汚水やヌメリがありそうな場所は、頻繁に掃除をしましょう。

 

トイレではタンクの内側や蓋の裏も要チェックですが、トイレブラシなどの掃除用具自体が発生源となることもあるので注意!

使った掃除用具は綺麗に洗って乾かすか、それが面倒な場合は使い捨てのものを利用すると楽ですよ。

 

そして外部からの侵入を防ぐためにも、排水口はネットなどをかけて、外から入り込めないようにしておきましょう。

大量発生してからではなかなか駆除が追い付きませんから、1匹でも見かけたら、その段階で予防・駆除に動き出してください。

ホシチョウバエについてのまとめ

ホシチョウバエは汚れた水回りで多く発生します。

駆除・予防のためには、そういった繁殖に適した場所を無くしてしまうことが最も有効です。

 

ヌメリや水垢などは常日頃から綺麗にしておき、排水口なども時々チェックする習慣を付けましょう。

特に春から初夏にかけてが発生しやすいので、温かくなってきたなと思ったら、ホシチョウバエ対策を!

(ライター もんぷち)