皆さんはドロムシという虫をご存知でしょうか。

今回はドロムシについてご紹介いたします。

ドロムシとは?

ドロムシは、甲虫目ドロムシ科の昆虫です。卵型・長方形の形のような姿に成長する種類で、1~8ミリほどの大きさです。触角はとても短く、先端は櫛型になっているものが多いです。

身体に対して、足は長く爪が鋭いです。成虫になると、水中や地上で生活しています。水中で生活すると言っても、自分では泳げない為大きい生き物にくっついてゆらりゆらり流れに乗っているそうです。幼虫時代には、水中で生活します。ヒメドロムシ類の種は、流れの底にすむものが多いく、夜間活動しています。(灯火に飛んでいく種類もいます。)

 

成虫はクチクラ(表皮を構成する細胞が、その外側に分泌することで生じる丈夫な膜)で形成された頑丈な外骨格が発達しているため、「甲虫」の名があります。

ドロムシの仲間

カブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、オサムシ、ホタル、テントウムシ、ゾウムシなどが挙げられます。どれも形としては卵型・長方形で似ていますね。

 

種名だけでも数多く存在しています。未だ、種類は増えており動物全体で見ても最大の種類がいる目です。

虫食、腐肉食、糞食、葉食、樹木食、樹液食、菌食、蜜食などの食性があり様々です。

ドロムシの特徴

「甲虫」と呼ばれるカブトムシなどのドロムシは、前翅が硬化して、「鞘翅」という器官になっています。薄くて大きい後翅と腹部を保護する重要な役割があります。飛ぶ時は、前翅にしまわれていた膜状の後翅を広げて飛びます。前翅は、主に平衡を保つのに使われています。

 

種類によっては、翅が退化したものや2枚の前翅が互いにくっついて後翅が完全に封印されたものなども存在し、彼らは飛ぶことができません。(ハナムグリは、前翅を開くことはできなくても、その下から後翅を出して飛べます。)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ドロムシについて知ることができたでしょうか。多くの種類がいるので、これも「ドロムシ科の昆虫か~」と探すだけでも楽しいですよ!

(ライター:Teyo)