皆さんはニシグリーンマンバという蛇を知っていますか?

グリーンマンバという種類には、『ニシグリーンマンバ』と『ヒガシグリーンマンバ』の二種類がいて、どちらもよく似ているのですがニシグリーンマンバは周囲が黒く縁取られているのが特徴なんです!

 

非常に攻撃的で、人間に恐れられている毒蛇です。

今回はそんなニシグリーンマンバの生態や特徴、そして毒について紹介していきたいと思います。

地上に生息する危険な蛇!ニシグリーンマンバの生態と特徴

ニシグリーンマンバはコブラ科マンバ属に分類される蛇です。

マンバ属の蛇にはニシグリーンマンバ以外に、ジェイムソンマンバやブラックマンバやヒガシグリーンマンバなどの種類がいますが、どの種類も毒を持っています。

 

どの種類も非常に危険性が高いので、人間から恐れられています…。

生息地は西アフリカ熱帯地域で、名前の由来は西の方に生息する事からニシグリーンマンバと呼ばれています。

 

体長は約3mほどの大きさですが、大型のものでは4.5m以上あると言われています。

体の特長としましては、頭部も胴も細長く、獲物との距離感を取りやすくする為に眼の瞳孔が横に大きく開く鋭い眼を持っていて、黄緑色地の各体鱗に黒い縁取りがあるのが特徴です。

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若い時は黄緑色ですが、成熟したものは暗褐色または黒色っぽい色になります。

ニシグリーンマンバは樹上性で、基本的に開けた場所を好み岩の間や倒木の空洞を巣穴としています。刺激を受けたりなどで驚いたりすると大きく口を開いて攻撃態勢に入ります。

 

このように、攻撃的で気性が荒いので危険性が高い蛇として見られています。

特に、繁殖期に入るとさらに気性が荒くなり、近づいて来るものが何であっても攻撃します。

 

但し、小さいうちは攻撃性も低く口を開いて咬みついて来るような事はありません。

行動はきわめて敏速で、蛇類の中では走る速度が並外れて早いとも言われています。

昼行性で、夜間には巣穴に隠れて大人しくしている事が多いです。

 

食性は動物食で、小型哺乳類や小型鳥類を好んで食べる事が多く、特に樹上の鳥の巣などを狙う事が多いようです。

小さいうちは、カメレオンやトカゲを好んで食べています。

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ニシグリーンマンバの毒の強さと成分~ニシグリーンマンバの雑学~

ニシグリーンマンバが持つ毒は、ブラックマンバ程の強烈な猛毒は持っていないと言われていますが、

一応危ないと言われている、『神経毒』という成分の毒を持っています。

 

神経毒は直ぐに命に関わる程の毒では無いですが、強さとしましては咬まれると『痺れ』『麻痺』などの症状を引き起こし、最悪の場合は心肺機能の停止により命を落とす事がある毒を持っています。

 

ただ、マンバ類の中で最強と言われているブラックマンバは人咬みで出す毒の量で2万匹のネズミを殺せるそうですが、ニシグリーンマンバが人咬みで出す毒の量は少ないようです。

 

なので、今までニシグリーンマンバに咬まれたという被害は何件か発生していますが、死人は今のところ出ていないようです。

ちなみに、ニシグリーンマンバは凶暴なので触るなんて事をする人はいないと思いますが、もし触れてしまうと寄生虫感染症や皮膚の感染症を引き起こす場合もあると言われています。

ニシグリーンマンバについてのまとめ

今回はニシグリーンマンバについて紹介しましたが如何でしたでしょうか

パッと見た感じは鮮やかな緑色で美しく見えるのですが、実際は凶暴で攻撃性が高いというギャップが怖いですよね…。

マンバ類に属する蛇は他の種類も危険で興味深い生態を持っているので、是非そちらもチェックしてみて下さいね☆

ライターMISAKI

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