呼んでもいないのにやってくるカメムシ。

ベランダにカメムシを侵入させないためにはどのような対策がよいのでしょう。

カメムシが発生しやすい時期

カメムシは花粉と共に増える傾向があるそうです。春がくると共に増えるとされるスギ花粉におびえる方も多いかも知れませんね。

なぜカメムシと花粉が関係しているかというと、卵から孵化したカメムシたちの餌はスギやヒノキなどの実だからと言われています。

実際にカメムシが増えた年は花粉の飛散量も多いとの統計もあるようです。

カメムシたちはエサが足りなくなると、他の樹に移動します。

果樹などの樹にやってきてしまいます。カメムシの発生時期は春から秋にかけてです。

通年必要なカメムシ対策

カメムシ対策はありとあらゆる方法を長いスパンで講じる必要があります。

カメムシは棲息範囲が広く、地域により習性や細かい生態は様々です。

 

しかし、お住まいの地域の虫の発生の仕方や時期というのはさすがに何となくわかるのではないでしょうか?カメムシはやはり餌を求めて同じような場所にやって来る事が多い様でもあります。

 

カメムシが毎年やって来る場合は、秋口あたりに越冬するカメムシを防ぐ方法をとれば、春先に現れる個体をいくらか少なくさせる事ができるかも知れません。

侵入口になりそうな窓や日当たりのよい壁の隙間などがあれば、そこにカメムシ忌避剤を置いておきます。

カメムシは暖かいところにやって来る習性があるようです。

ベランダの洗濯物対策

一番いやなパターンとして、ベランダに干した洗濯物にカメムシがついている、というケースがあります。

春夏になるとシャツやタオル類などの洗濯の回数も増え、洗濯物が密集する事もあり、気付きにくい事もあるかも知れません。

 

カメムシは白いものに寄ってきやすいという話もあるので、ベランダに洗濯物を干す時は、虫が嫌う匂いのするもので対策をしましょう。

カメムシ対策になる置くタイプのものがありますので、市販品を使うのが簡単です。

 

また、屋外用(主にベランダ用)と屋内用がありますが、ベランダに洗濯物を干している時は窓や網戸を開けっぱなしにせざるを得ないので、その時にカメムシに侵入されないよう、窓のあたりにも屋内用のカメムシ避け置くタイプのものを置くと安心です。

また、洗濯物にカメムシがいた場合、慌てずにガムテープで処理します。

カメムシ避けになる匂い

カメムシは薄荷の匂いを嫌うといわれます。

洗濯機の種類にもよりますが、洗濯の最後のすすぎの時に、薄荷油を2,3滴垂らすという手も考えられます。

実は試した事があるのですが、梅雨時の室内干しの匂い対策にもいくらか効果がありました。

これはあくまでも洗濯機の種類によりますので、壊さないように重々お気を付けください。

 

洗濯物を干す時に、精製水に薄荷油を入れたものをスプレーする、又はベランダと窓の間のサッシの部分に、コットンに垂らした薄荷油を袋に入れてぶら下げる、などという方法も考えられます。

風が吹くと香りが広がりますので、カメムシもさぞ嫌がる事でしょう。

ベランダのカメムシ対策

ベランダはいつもきれいにしておきたいものですが、外部なので汚れやすく、放って置くとカメムシ類の屋内への侵入を許す事もあり得ます。

また、残念ながらベランダに植物を置きっぱなしにしているとカメムシがやって来る事もあり得ます。

 

特に、スギやヒノキなどの樹木があるような自然が豊かな地域だと、餌が足りなくなったカメムシがベランダまで来てしまう、という事も考えられなくはありません。

カメムシの侵入が予想される時は、ベランダで虫の嫌うとされるミントなどの植物を育てると少しは良いかも知れません。

 

パセリやフェンネルなどのセリ科の植物はカメムシが寄ってくる事があるらしいので避けた方が無難です。

毎年カメムシに悩まされる方は、通年の対策が大切です。

(ライター:おもち)