「マントヒヒ」と「マンドリル」を知っていますか?

どちらも動物園で見ることのできる動物です。

 

そこで今回は、マントヒヒとマンドリルの違いについて調べていきたいと思います。

マントヒヒとマンドリルの生態についても紹介していきますね。

マントヒヒとは?

「マントヒヒ」とは、オナガザル科ヒヒ属の霊長類です。

イエメン、エチオピア、サウジアラビア、イエメン、スーダン西部などに生息しています。

 

古代エジプトでマントヒヒは、神様や神の使者として崇められていました。

マントヒヒの英名である「Sacred」は”神聖な”という意味があります。

 

マントヒヒの大きさは体長が、オスは70~80センチ、メスは50~60センチです。

体重はオスが20キロで、メスが10キロです。

 

顔とお尻には毛がありません。

ピンク色の肌が露出していて、尻だこがあります。

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オスの体毛は灰色で、メスは褐色です。

オスの体毛は、肩のところが長く伸びていて、マントのように見えるので、これが和名のゆらいにもなっています。

マントヒヒは岩場や草原に生息しています。

 

昼間は小規模な群れで移動しながら生活しています。

夜になると100頭以上の大規模な群れで休憩します。

 

マントヒヒは雑食なので、昆虫や木の葉っぱ、果物などを食べます。

マントヒヒは一夫多妻制です。

 

メスは1回の出産で、1匹の赤ちゃんを産みます。

また、マントヒヒが威嚇する時は、口を大きく開けて、犬歯をむき出しにします。

マンドリルとは?

「マンドリル」とは、オナガザル科マンドリル属の霊長類です。

カメルーン、コンゴ共和国、赤道ギニア、ガボンに生息しています。

マンドリルは人に近い動物だといわれており、マンドリルのマンは、英語で「人」という意味になります。

マンドリルの大きさですが、オスは体長が81センチぐらいで、メスは56センチぐらいです。

しっぽの長さはどちらも9センチぐらいになります。

 

体重はオスが27キロぐらいで、メスが12キロです。

マンドリルの体毛は灰色や褐色で、お腹の色は白色です。

大人のマンドリルの顔はとても派手な色をしています。

青いほっぺに赤い鼻、黄色い髭があります。

オスの場合、この顔の色が派手であればあるほど、モテるのだそうですよ。

また、オスのしっぽは青紫色で、陰茎は赤色、陰嚢は紫色です。

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マンドリルは熱帯雨林の林床で生活していて、樹上に登ることもあります。

普段は250頭ぐらいの大規模な群れを作っています。

 

一夫多妻制で、メスは1回の出産で1匹の赤ちゃんを産みます。

マンドリルは雑食なので、昆虫や果物などを食べます。

マンドリルは攻撃的ではありません。

マントヒヒとマンドリルの違い

生息地

マントヒヒはアフリカ北東部のエチオピア、サウジアラビアなどに生息していて、岩場や草原で生活しています。

マンドリルはアフリカ西部のカメルーン、コンゴ共和国などに生息していて、熱帯雨林で生活しています。

マントヒヒは肌色の顔をしています。

マンドリルは顔がとっても派手なカラーをしていて、カラフルです。

群れ

マントヒヒは数十頭~100頭ぐらいの群れで生活しています。

マンドリルは250頭以上の大規模な群れで生活しています。

性格

マントヒヒは敵を威嚇したりと、気性が荒いです。

短気なところもあります。

マンドリルは攻撃することもなく、穏やかな性格です。

マントヒヒとマンドリルの違いについてのまとめ

マントヒヒとマンドリルの違いについて、生態と共に詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

マントヒヒとマンドリルの違いで一番わかりやすいのは、顔です。

肌色の顔をしているのが「マントヒヒ」で、カラフルな顔をしているのが「マンドリル」です。

(ライター 雲呑)

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