ヒガシダイヤガラガラヘビという蛇をご存知でしょうか。

ダイヤのマークが特徴的な猛毒を持った蛇。

今回はそんなヒガシダイヤガラガラヘビについて詳しくお話します。

ヒガシダイヤガラガラヘビの特徴

ヒガシダイヤガラガラヘビはクサリヘビ科ガラガラヘビ属に分類されるヘビで、特定動物にも指定されています。

アメリカ合衆国の固有種で最大全長は240㎝、体重は10kgを上回る個体もいて、ガラガラヘビ属および北アメリカ大陸に分布するクサリヘビ科では最大種です。

更にクサリヘビ科最重量種でもあります。

 

体色は黄色や褐色で背面には中央部が明色の黒いひし形の斑紋が並んでいます。

出産直後の幼蛇の全長は30~36㎝。

 

分布は北はノースカロライナ州から南はフロリダ州、そして西はルイジアナ州まで分布します。

松の多い乾燥した低地の森林地帯は砂地の森林地帯、沿岸部の低木地帯に生息しています。

昼間は木の根元や他の動物が掘った巣穴などで休み、夜になると行動する夜行性で、食性は動物食。

 

特にリスやネズミなどの哺乳類、鳥類などを食べます。害獣とされる動物を捕食するので害獣駆除には一役買っている存在です。

繁殖形態は卵胎生で1階に7~21頭の幼蛇を産みます。

子供は3~4年で成熟し、寿命は10~15年ほどです。

ヒガシダイヤガラガラヘビの毒性

ヒガシダイヤガラガラヘビは猛毒を持つ攻撃的なヘビとして恐れられていますが、実は人間との接触を極度に嫌っているヘビでもあります。

攻撃するのは人間に襲われた時だけで、咬まれるのは人間が蛇にいたずらをしたり、殺そうとした場合に多いとされています。

 

距離にして体調の3分の1の距離までなら、敵を正確に攻撃することが可能です。

危険を感じると尾部を激しく振り鳴らし、敵に警告を与えますが、これは尾の先端に中が空洞になった固い節がゆるくつながった発音器官によって行われています。

節は年に数回の脱皮のたびに増えるので、年齢を重ねれば重ねるほど大きな音が出るということになります。

 

開発による生息地の破壊、毒蛇としての駆除などにより生息数は減少しているヒガシダイヤガラガラヘビで簡単に遭遇する蛇ではありませんが、大型種のため、咬まれると激しく痛み、最悪の場合にはその毒で死に至ることもあります。

 

毒の種類は溶血毒で、赤血球を破壊して他の組織にも損傷を与えます。

しかし、血清が普及しているので現在、生息地においては本種に噛まれて命を落とすことは非常に稀だとされています。

ヒガシダイヤガラガラヘビの減少

ヒガシダイヤガラガラヘビは2012年に一度絶滅危惧種に指定するように環境保護団体が申し出ています。

その理由としてはルイジアナ州からヒガシダイヤガラガラヘビの姿が消え、ノースカロライナ州でも消える恐れがあり、サウスカロライナやミシシッピ、アラバマの3州では見つけるのが難しくなっているため。

 

また、ヒガシダイヤガラガラヘビ減少にはアラバマ州で行われている、罠で捕まえた50~60匹のヘビを競争させるガラガラヘビロデオも原因となっているとしています。

しかし、主催者側ではイベントの後にしっかりと生きたまま自然に返していることを強調しているのだとか。

米国では蛇に噛まれる事故の99%がガラガラヘビによるもので、年間8000件の事故のうち死亡者が報告されているものは12件程度。

 

たとえヒガシダイヤガラガラヘビが絶滅危惧種に指定されても、襲われた時には身を守るためにヘビを殺しても構わないとしています。

2018年現在、ヒガシダイヤガラガラヘビは絶滅危惧種には指定されていません。

皆さんもどこかで綺麗な模様のヒガシダイヤガラガラヘビに遭遇した時にはご用心を!

(ライター ナオ)

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