人参と言えば野菜の代表格と言っても過言ではなく、常に冷蔵庫にストックされているという人も多いのではないでしょうか。

我が家でも、常に切らすことなく常備されています。

 

年中いつでも手に入るというのはとても嬉しいし便利ではありますが、そのせいで旬の季節があやふやに。

なんだか、どの季節が旬って言われてもしっくりきちゃうんですよね…。

 

身近な食材ですが、あまりにも身近すぎて、逆に知らないこともあるということです。

そこで今回は、人参の旬の季節についてや、美味しい人参の選び方などについてまとめていきたいと思います。

人参の旬の季節っていつ頃?

人参は産地や品種を変えることで、一年を通していつでも手に入れることができる野菜です。

一般的に旬の季節とされているのは、10月頃から2月頃にかけての冬の季節。

おせち料理の煮しめなどにも、人参は必ず使われますよね。

しかし現在はかなり多くの品種が誕生しており、春や夏に旬を迎えるものや、秋に旬を迎えるものなど様々です。

 

産地によっても、気温の低い北海道産のものは夏ごろに旬を迎えますし、一概に「この季節が旬!」とは言い切れないのです。

他の野菜でも同じようなことは言えますが、特に人参は「一年中旬」といっても過言ではない野菜なのではないでしょうか。

 

まぁ、一年中いつでも美味しく食べられるというのは、とてもありがたいことです。

そのおかげで年間を通して価格の変動が少ないですし、家計にはとても優しい野菜だとも言えますね。

美味しい人参の選び方

ほぼ一年中美味しく食べられる人参ですが、時折とんでもない「ハズレ」に当たってしまうこともあります。

私も今まで何度かハズレを買ってしまったことがあるのですが、包丁が折れそうなほど硬くて味もクセがあって、食べるのに苦労しました…。

 

きっと人参嫌いなお子様には、トラウマレベル。

そんなトラウマを生み出さないためにも、より美味しい人参をしっかりと見極めましょう!

色で選ぶ

まず一番わかりやすいのは、色。

より色が濃く鮮やかなものを選びましょう。

 

人参の色はβカロテンという栄養素の色であり、これが濃いほど栄養がたっぷりということです。

収穫時期を過ぎてしまったものや、栄養が足りていないものほど色が薄くなるのです。

ヒゲを見て選ぶ

スーパーで売られているものではそこまで一目瞭然なものは見かけることがないかもしれませんが、ヒゲ根が多いものは避けましょう。

ヒゲ根が多いものは、食べごろを過ぎてしまっています。

茎の付け根を見る

茎を切った部分が、黒ずんでいるものはあまり新鮮ではありません。

また、茎の直径が小さいものの方が、芯も小さく柔らかい傾向があり、逆に茎が太いものは芯も太く硬い傾向があります。

太さと形で選ぶ

一部の細い品種(金時人参など)を除き、太くて先端が丸いものを選びましょう。

しっかりと成長していて、栄養たっぷりな証拠です。

たまに安売りの袋詰め人参を買うと、大抵は細くて先端もヒョロっとしてますもん…。

袋を見て選ぶ

人参は袋詰めで売られていることも多いですが、袋の中に水滴が付いているものはあまり良くありません。

それは水滴の分だけ人参から水分が抜けてしまっているということです。

出来るだけ水滴のないものを選びましょう。

人参の旬の季節についてのまとめ

年間を通していつでも美味しく食べられる人参。

現在では全体的な「旬」にこだわるよりも、それぞれに品種ごと、産地ごとの「旬」をしっかりと調べるのが得策です。

しかしスーパーで売られているものは、産地はともかく品種なんて特に書いていないことが多いですよね。

そんな時は、少しでも美味しいものを手に入れるために、上記の選び方を実践してみてください。

(ライター もんぷち)