ダンゴムシって、ある意味子どもたちのアイドルですよね!

ダンゴムシはまだまだ子供達には人気?

公園でも、幼稚園の園庭でも、ダンゴムシを見つけると、目をキラキラさせながら近づいていき、指や棒で突っついて、転がしたり、手のひらに乗せたりして大はしゃぎする光景は、もう何十年も変わっていないのではないでしょうか?

そういう私も、子どもの頃から庭石をひっくり返しては、ヤスデやらダンゴムシやらを突っついて、ずいぶん遊びました・・と言うより遊んでもらいました(笑)

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球状に丸まった後、しばらくすると辺りの様子をうかがいながらまた動き出すので、それを待ち構えていて、また突っつく。飽きることなく、それを繰り返していました。

今思うと、ダンゴムシにとってはすごく迷惑な話ではありますが、それだけ親しみと愛着があったし、危害を加えているつもりなど毛頭ありませんでしたので、どうか勘弁して下さい(笑)

 

最近の子どもたちは、外で遊ばなくなって、ムシたちと接する機会が激減しているとよく言われます。そんな中で、土いじりをさせたり、外遊びを積極的にさせるような幼稚園や学校も少しずつ増えているようです。

子どもたちが外遊びをしていてダンゴムシを見つけると、突っつき始めて大騒ぎになることも多いそうです。まだまだダンゴムシ人気は健在で、やっぱりアイドル的な存在なのだと思います。

正式名称はオカダンゴムシ

ダンゴムシは、国内でもいくつかの種類をよく見かけますが、正式にはオカダンゴムシと呼ばれるものが一般的で、よく知られているものです。

他にも3つに分科して存在していますので、種類は相当多いと考えられていますが、実はあまり研究が進んでいないので、種の特定がきちんとされていないのが実情です。

ですからダンゴムシの研究をしていけば、新種を発見することにも期待が持てますので、みなさんもじっくり観察してみてください。自分が発見して名付けたムシが登録されるなんて、実にすごいことなのですから。

 

ダンゴムシは、『ムシ』と呼ばれていますが、大きな分類では昆虫ではなく、節足動物の甲殻類になります(正確には軟甲綱に属します)。従って、クモやムカデよりも、むしろエビやカニに近い仲間だと言った方が的確です。

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■「ダンゴムシ」の飼い方

■「ダンゴムシ」と「ワラジムシ」の違いって?

■「ダンゴムシ」の駆除方法

■「ダンゴムシ」って害があるの?

■「ダンゴムシ」はなぜ大量発生するの?

ダンゴムシとワラジムシの違いは?

更に分類して行くと、ダンゴムシはワラジムシ目に入ります。ワラジムシはダンゴムシと姿かたちがよく似ており、同じような場所に生息していますので、とても間違えられやすいのですが、突っついてもけっして団子のように丸くはなりません。

 

ワラジムシ目の種は頭1、胸7、腹5の計13ある体節とよばれる部分からなりますが、背板と呼ばれる甲羅のようなものがダンゴムシでは縦に長く、通常の状態では隣り合った背板同士が深く重なり合っているのに対し、ワラジムシのそれは短くて、背板同士は接するだけです。

従って、ワラジムシが丸まろうとしても背板の長さが足りないので、丸くなることができないのです。

ちなみにワラジムシと名前がよく似ている『ゾウリ』ムシは単細胞生物で、体長はわずか0.1~0.2ミリ(100~200ミクロン)ほどです。小さ過ぎて肉眼では見ることはできませんので、観察する時には顕微鏡を使います。

ダンゴムシが丸くなって防御の姿勢を取ると、子どもが踏んだ程度ではつぶれません。ワラジムシも同じように背板がありますが、意外と簡単につぶされてしまいます。この球状になって防御するということで、物理的な強度が著しく向上するのです。

タマヤスデもダンゴムシと同じように球状になって防御することができます。

 

こちらはヤスデの仲間(ヤスデ綱)ですので、一見よく似ていますが、分類学上ではかなり離れた種になります。タマヤスデは倍脚類と呼ばれ、体節から2対ずつ脚が出ていますので、17対34本も脚があります。裏返すとモジャモジャ感があります(笑)

更に九州以南には、マルゴキブリがいます。こちらは正真正銘、ゴキブリの仲間ですが、ダンゴムシのように球状に丸くなります。ゴキブリですから、あの長い触角がありますし、もちろん脚は6本です。

ダンゴムシの生態 害虫の側面も 天敵は?

ダンゴムシは体長10~15ミリほどで、ほぼ全国にいますが、特に関東以南では庭や公園などで普通に見られます。甲殻類に属しますので乾燥に弱く、湿ったところを好みます。

枯葉や、昆虫の死がいなどの有機物を食べますが、植物の新芽も食べますので、農作物に被害を与える害虫として駆除の対象になることもあります。

天敵としては鳥類、カエル、ヘビやアリなどの昆虫類が挙げられます。

 

通常春と秋に活動期があり、オスはツヤツヤと黒光りしていますが、メスには黄色の斑点があり、見分けは容易です。

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メスは保育嚢(育房とも言う)と呼ばれる体外の小さな袋の中に数十個程度の卵を産み、そのまま育てます。卵は孵化すると親とほぼ同じ形態となって自力で保育嚢から外へ出てきますので、まるで幼生を産んだように見えます。

これは一見、ヘビなどに見られる「卵胎生」に思われがちですが、保育嚢はあくまで体外と考えられているので、卵胎生にはあたりません。

幼生は白っぽく、その脚は6対ですが、2度目の脱皮で7対となり、成体と同数になります。その後毎月脱皮して数カ月で成体になります。

ダンゴムシの寿命は2~3年ほどですが、6年生きたという記録もあるようです。落ち葉の下や、人家の軒下などで、集団で越冬することが知られています。

■「ダンゴムシ」の飼い方

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■「ダンゴムシ」はなぜ大量発生するの?

ダンゴムシの脱皮

ダンゴムシの脱皮は、その複雑な形態のために一度に行われず、頭部と尾部の二回に分けておこなわれます。最初に始まるのは尾部で、前半が終了してから数時間後に頭部の脱皮が始まります。

 

その抜けがらには、カルシウム等の栄養素が豊富に含まれていますので、ダンゴムシは自分の抜けがらを、自ら食べてしまいます。

また、他のムシたちにとっても魅力的な栄養源ですので、それを横取りされてしまうこともありますし、外皮がまだやわらかいので、ダンゴムシ自身が狙われることにもなります。

従って脱皮の時期を迎えたムシたちは、周囲を警戒しながら慎重に行動し、他の生き物から見つかりにくい物陰などに身を潜めて、ひそかに脱皮するのです。

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ダンゴムシの飼育は簡単

ダンゴムシはどこでも容易に見かけることができますが、子どもたちが観察用に飼育する場合もよくあります。

飼育はどなたでも容易で、昆虫用の飼育ケースや水槽などを使い、土と落ち葉や小石などを入れてやれば完成です。ポイントは、乾燥させないことで、霧吹きなどで水分を頻繁に与えることです。

エサは枯葉や落ち葉で、かつお節や煮干しなども食べます。湿潤な環境を整えておけば、長期間生き続けます。

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ダンゴムシには、交替性転向反応という面白い行動がみられます。

これはゴキブリやアリなどの昆虫に見られる行動の一つで、たとえばT字路に差しかかり、左右どちらかに方向を変えなければならない場合、左右交互に方向転換し、二度続けて同じ方向には進路変更しないという反応のことです。

つまり、右、左、右、左と順番に、ジグザグに曲がっていくのです。

ダンゴムシを迷路に入れると、この行動を繰り返すので、容易に観察できます。

 

この反応はBALM仮説として知られ、アリやゴキブリにも見られる反応です。左右の脚にかかる負担を均等にするためにこういう行動が取られると考えられていますが、まだはっきりとはわかっていません。

ただ、自発的に自由に歩行している場合と、外敵等からの逃避的な歩行では、明らかに逃避的な行動時の方がこの交替性転向反応を高率で示すことがわかってきました。

ですからこの反応は、有効な脱出方法、逃走方法として、昆虫などに本能的に備わっている行動であると推測されています。

青いダンゴムシ

ときどき、青色のダンゴムシが発見されることがあります。

これはアルビノ種のような遺伝的なメラニン合成障害ではなく、イリドウイルスと呼ばれる昆虫ウイルスに感染した個体に見られるものです。感染すると青色や青紫色などの色素変異を起こし、数週間以内に絶命してしまいます。

イリドウイルスはヒトには感染しませんので、青色のダンゴムシを見つけて触ることについては問題ないと言われています。

(投稿者:オニヤンマ)

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