香料やお茶としてよく使われる「ジャスミン」。

ジャスミンの香りやその名前は良く知られていますが、実際にどんな植物なのか知らない、という人も多いのではないでしょうか。

 

どんな季節に咲く?家でも育てられる?など、知りたい疑問も山ほどあります。

そこで今回は、その生態や季節について、少し詳しく見ていきましょう。

ジャスミンってどんな花?

ジャスミンは、アジアからアフリカの熱帯・亜熱帯地域に分布している植物。

基本的には暖かい地域の植物なので、寒さには弱いです。

育てる場合は、冬の寒さに気を付けなければなりません。

しかし近年では比較的寒さに強い品種も登場しているので、室内で育てられない場合は、そういった品種がおすすめです。

 

花の色は白、または黄色。

花からはほのかに甘いグリーン系の強い香りがします。

そのため、シャンプー、石鹸、香水、アロマオイルなど、様々な香りづけに使われていますね。

甘すぎない自然な香りが特徴で、特に女性はジャスミンの香りが好き!という人が多い気がします。

私も個人的には、フローラルやラベンダーなんかの「思いっきり花!」みたいな香りよりも、ジャスミンのナチュラルな香りの方が好きです。

ただし、中には全く香りのない品種もあるようなので、もし香り目的で育ててみようという場合は気を付けてください。

 

また、女性の美に欠かせないのが「ジャスミン茶」。

お茶として飲む場合には、その香りや味の好き嫌いが分かれるところではありますが…。

 

ジャスミン茶には様々な効能があると言われており、ダイエット効果、美肌効果、リラックス効果など、女性が美しくなるための飲み物といっても過言ではありません。

さらに、集中力アップ、抗酸化作用、消臭効果、アルコールの解毒などなど…じつに嬉しい効能が盛りだくさんですね!

最近ではペットボトルのジャスミン茶もお手軽に入手できますが、手間をかければ自分で作ることも可能です。

 

花自体の品種もたくさんありますし、ベースとなるお茶も様々。

もし栽培する機会があれば、ぜひ自作のオリジナルジャスミン茶にもチャレンジしてもらいたいです!

自分好みの香りや味が作れるのも、手作りの醍醐味ですね。

ジャスミンの季節っていつ頃?

多くの人がジャスミンに触れるのは、お茶やアロマとしてだけですよね。

実際に花が咲いているところを見たことがあるという人は、そう多くないかと思います。

 

ですので、ジャスミンの季節はいつ?と聞かれても、全く想像ができないのではないでしょうか。

ジャスミンの開花時期は、大きく分けて3月~5月と7月~11月の2回。

品種によって開花時期が異なるので、冬以外はいずれかの品種が楽しめるというわけですね。

 

しかしやはりその中でも4月~5月が最盛期だと言われているので、しいて言うならばジャスミンの季節は「春」!

国内でジャスミンを楽しめるスポットのおすすめは、静岡県下田市にある了仙寺です。

別名「ジャスミン寺」とも呼ばれている通り、境内には1000株ものアメリカジャスミンが咲き誇り、その可愛らしい花と美しい香りで人々を魅了します。

 

見ごろは5月中旬から下旬にかけて。

「香りの花まつり」というイベントも開催されているようなので、ジャスミンの花と香りを目一杯楽しみたいという人は、ぜひ足を運んでみてください。

また、多くの植物園でも様々な品種が栽培されていますよ。

ジャスミンについてのまとめ

ジャスミンの季節は主に春ですが、品種によって冬以外はほぼ一年中楽しむことができます。

寒さにさえ気を付ければ、育てるのもそう難しくはないので、興味がある人はぜひ栽培にもチャレンジしてみてください。

アロマとしての香りではない、生の香りを堪能してみてくださいね。

(ライター もんぷち)