「パンジー」という花を知っていますか?

学校の花壇なんかによく植えられていますね。

 

カラフルな色が元気を与えてくれて、場を明るくしてくれます。

そんなパンジーの季節はいつ頃なのでしょうか?

パンジーの特徴と、パンジーの季節がいつ頃なのかについて詳しく調べていきたいと思います。

パンジーとは?

「パンジー」とは、スミレ科スミレ属植物です。

パンジーはヨーロッパに分布しているスミレをかけ合わせてできた園芸植物です。

日本にはオランダから江戸時代に渡来したそうです。

当時はパンジーの花の形が人の顔に似ているので「人面草(じんめんそう)」と呼ばれたり、花の形が蝶々が舞う姿に似ているので「遊蝶花(ゆうちょうか)」と呼ばれていました。

パンジーという名前は、パンジーの花の形が前に傾く様子をあらわすフランス語「パンセ」にちなんでいるのだそうです。

パンジーの花言葉は「もの思い、私を思って」です。

パンジーの伝説

パンジーには2つの伝説があります。

天使のキス伝説

天使が春、野に降り立ったときに真っ白なスミレを見つけました。

天使はその美しさに驚き、花に3回キスしながら囁きました。

「私の面影を映すから、人々に真実の愛を伝えて」と。

その後、スミレは天使の面影を宿しました。

そして3色のパンジーとなったそうです。

消えた香り伝説

パンジーは、元々スミレのような香りがありました。

とてもよい香りなので、人々がパンシーを摘み取ってしまいました。

 

パンジーがこれ以上摘み取られてしまわないように、神様に「香りがなくなりますように」と祈ったそうです。

その為パンジーは香りがしないそうです。

パンジーの特徴

パンジーは8枚の花びらが重なってできています。

パンジーとビオラはとっても似ていますが、花の直径が8~10センチぐらいになるものはパンジーで、直径が2~3センチぐらいになるものはビオラです。

 

花びらには”ブロッチ”とよばれる濃い紫色の模様があります。

黄色、青、紫、白色を使った3色の花が多いです。

また、パンジーを木の根元に植えると、雑草があまり生えてこなくなる効果があります。

パンジーの季節はいつ頃?

パンジーの季節は「春、秋、冬」です。

パンジーの開花時期は10~5月です。

 

パンジーは寒さに強いですが、暑さに弱いので、初夏になると枯れてしまいます。

パンジーは元々春に咲く花でしたが、現在は早咲きと遅咲きのパンジーがあるので、夏以外は見ることができます。

 

秋にパンジーの種を蒔くと、晩秋から花が咲き始め、春まで楽しむことができます。

成長が早く、長く楽しむことができます。

パンジーの毒

パンジーには毒があります。

パンジーの根と種に毒が含まれているのです。

 

パンジーの毒の種類はビオリン、ビオラルチン、サポニン、グリコサイドです。

この毒は嘔吐、神経麻痺、心臓麻痺を引き起こします、

 

犬や猫が間違ってパンジーを食べて、パンジーの毒による中毒症状を起こすことがあります。

嘔吐や神経麻痺などの症状が現れます。

 

少量の場合は自分で吐き出すこともあるので、様子を見ましょう。

大量にパンジーを食した場合は、オキシドールを2~3倍程度に薄めたものを飲ませると吐き出すことがあります。

(オキシドールの量は、体重1キロに対して2~5ミリリットルです)

自己判断はせずに、様子がおかしい場合は病院へ行きましょう。

パンジーの季節はいつ頃なのか まとめ

パンジーの特徴と、パンジーの季節はいつ頃なのかについて詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

パンジーの季節は「春、秋、冬」になります。

 

パンジーは暑さに弱いので、夏は枯れてしまいます。

パンジーは元気溢れる美しい花を咲かせてくれます。

育てるのが簡単なので、是非ガーデニングしてみてはいかがでしょうか?

(ライター 雲呑)