ハエってファブリーズで退治できるって本当？

ブンブンとそこら中を飛び回り、鬱陶しいことこの上ないハエ。

しかも動きが素早いので、なかなか撃退も難しいですよね。

殺虫スプレーだとにおいや成分が（ペットや赤ちゃんがいると特に）気になってしまいますし。

そこでちょっと小耳に挟んだのが、「ファブリーズでハエを退治できる」という情報です。

もし本当にファブリーズで退治できるのなら、とてもお手軽で頼もしいですよね！

今回はこの情報の真偽について、そしてハエ撃退方法についてまとめていきたいと思います。

ファブリーズでハエ退治？

近頃、ハエを撃退する方法として注目を集めているのが「ファブリーズ」です。

まぁファブリーズに限らず、除菌や消臭ができる布用スプレー全般ですね。

一体なぜ、ファブリーズでハエを退治することができるのでしょうか。

もしかして、あのいい香りがハエは苦手？なんて思ったりもしましたが、無香料のものもあるしそれは違いますよね。

水分だけでいいなら、ただの水道水でも十分なはずですし。

ファブリーズがハエの退治に有効なのは、含まれている「界面活性剤」の効果によるものです。

ハエを含む昆虫たちは人間とは違い、体にある「気孔」により呼吸をしています。

通常であれば気孔は水をはじくように油の膜で覆われているのですが、ここで界面活性剤の効果が。

界面活性剤の性質とは、簡単に言えば油と水を混ざりやすくするというものです。

ということは、いくら油の膜で気孔を覆っていようとも、界面活性剤のせいで水をはじくことができなくなり、結果として呼吸ができなくなるというわけですね。

実際に私もこの方法を試してみたことがあるのですが（ファブリーズではなく安価な100均のスプレーですが…）、効果はありました！

スプレーを浴びたハエは、よろよろと落ちてもがいていました。

そこをティッシュでとって捨ててしまえば、退治完了です。

退治した後もいい香りがフワッと香るし、一石二鳥！

ただ、食品やキッチンの近くではちょっと使いづらい…という人は、アルコールスプレーでも同じ効果が得られるそうですよ。

ファブリーズで退治する方法も、初めて見たときには「え～！？」と半信半疑でした。

けれど、世の中にはまだまだ面白いハエ撃退方法がたくさんあります。

今回はその中から、２つピックアップして紹介していきましょう。

殺虫剤を使わずに確実にハエを殺す方法としては、一番おすすめです。

ハエって、そーっと近づくとあまり逃げない割に、叩こうとした瞬間にはサッ！と逃げてしまいますよね。

人間の動きなんて、ハエにとってはスローモーションも同然なんだそうです。

しかし輪ゴムなら、ハエにも反応できないスピードで撃ち落とすことが可能！

また、当たりさえずれば確実に仕留めることができます。

ただデメリットとしては、下手な人だと全く輪ゴムが当たらないことと、撃ち落とした亡骸がどこにいったかわからなくなることがあるってことですね…。

ハエは強い風を感じると、肢を踏ん張って飛ばされないように壁などにしがみつく習性があります。

壁にとまっているハエを見つけたら、そっとドライヤーを近づけて一気に風（冷風）を当ててみましょう。

ただし風そのもので退治できるわけではないので、動けなくなったのを見計らって退治するか捕まえるかしなければなりません。

ファブリーズを初め、界面活性剤を含んだ布用消臭スプレーは、ハエ退治に有効だということがわかりましたね。

多くのお宅にあるものですし、なくても一つ用意しておけば、布の消臭・殺菌にも使えて一石二鳥です。

これを機に、部屋にファブリーズを常備しておくといいかもしれませんね。

（ライター　もんぷち）